『共産主義者』185号まもなく発売!
安保=戦争法案の衆院強行採決は、まさに安倍政権の「終わりの始まり」と記すものとなった。この強行採決は、日本労働者階級の新たな決起をさらに膨大に生みだしている。今こそ動労千葉・動労水戸―動労総連合の旗を高だかと掲げ、階級的労働運動の力で安倍打倒の闘いを大きく前進させていくことだ。『共産主義者』185号は、この歴史的決戦を準備した2015年全国代表者会議の報告特集号となっている。本号に込められた魂をわがものとし、11月までの4か月決戦を闘いぬこう!
●全国代表者会議の3本の報告
第1報告は、「動労総連合を全国に!ゼネスト指導部の建設を」と題する大原武史同志の報告だ。15年前半戦の闘いの前進と課題を総括し、革共同に決定的 な飛躍のチャンスが到来していることを提起。その核心が、動労総連合建設と合同・一般労組の両輪的拡大にあることを示す。そして、「大恐慌と戦争の時代に 対応する階級的団結論の深化」を呼びかけ、「巨大な大衆闘争を先導したり、窮地にあっても不屈に切り抜けて勝利に導く」階級の指導部建設に革命の死活がか かっていると提起する。
第2報告は、「戦争と革命の時代の到来と国鉄闘争の新たな課題」と題する松丘静司同志の報告。「第2の分割・民営化」とも言うべき現在の攻撃の核心は、これまでの次元をはるかに超えた鉄道業務の全面的な外注化にある。これは雇用と安全の全面崩壊をもたらす。だからこそ「必然的にJRのみならず、国鉄分割・民営化、総評解体以来の日本労働運動全体の再編・解体攻撃である」と強調。国鉄闘争の30年におよぶ実践と経験が今こそ輝きを増し、大きな展望を示していることをわかりやすく提起している。
第3報告は、「改憲阻止1千万人署名運動の開始に向けて」と題する岩竹昌也同志の報告。桜井よし子らの極右勢力の台頭や日共スターリン主義との党派闘争にかちぬき、1千万人を獲得する大飛躍が革共同に求められていることを提起。支配階級の存亡をかけた明文改憲攻撃を逆に千載一遇のチャンスとして、「戦後革命以来の決着を」と呼びかけている。
●ゼネストに示された韓国労働者階級の力が全面的に明らかに
185号の巻末を飾るのは「韓国・民主労総の闘いと日韓連帯闘争の発展」(坂本千秋論文)だ。この論文は、党学校で講義した内容に大幅に加筆した力作だ。ゼネストで闘う韓国労働者階級の闘いの歴史的形成過程を全面的に明らかにし、韓国労働者階級の湧きあがる原動力を鮮明に提起している。日韓連帯闘争の発展が東アジア―世界革命の展望を切り開いていることがよくわかる。ギリシャ危機を先端とした世界大恐慌の激化・深化、世界戦争の危機の深まりが、国際連帯闘争の位置を急速に押し上げている。ぜひ一読してほしい重要論文だ。
●革共同にたいする反動をうち破り、若き革共同の建設へ
本号では『前進』に掲載された重要論文を収録。
革共同への最悪の敵対者=スパイとして登場した岸・水谷・岩本の反革命的本性を暴ききり、断罪する革共同政治局をはじめとする5本の声明を収録。
水樹豊論文は、安保=戦争法案を全面的暴露・批判するものとして、新たに加筆・修正を加えた。安倍の戦争政治に反撃するための政治武装として大いに役立つ。
さらに2015年『前進』春季特別号アピールを収録。全国代表者会議の3つの報告とあわせて、15年決戦を闘う指針として活用してほしい。
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