関生支部が奪還報告集会 大阪府警前 「反転攻勢の時だ」
6月13日、全日本建設運輸連帯労働組合関西地区生コン支部の緊急の呼びかけで、武建一委員長と湯川裕司副委員長の奪還を報告し、さらなる支援と団結強化を訴える報告集会が大阪府警本部前で行われました。緊急の呼びかけでしたが、多くの労組や市民が府警前に結集しました。
冒頭に武洋一書記長が、5月29日に武委員長、そして3日後に湯川副委員長が奪還されたことを報告。
さらに「600日以上不当に勾留されていた。ないものをつくり上げるためのでっち上げ、勾留でしかない。関生をはじめ、反原発、沖縄の基地反対の闘い、そういう大衆運動、社会運動をつぶすことが目的だ。さらに権力は組合員の分断をはかり、組織をつぶそうとしている。現場に行っていない組合員や執行委員でない者を共謀罪の先取り的な適用で弾圧する」と怒りをこめて語り、「京都地裁を包囲する闘いで裁判官を動かして最後の2名を奪還した。今こそ反転攻勢の時だ。国賠訴訟を新たに7月に提起し、完全無罪をかちとる決意です」と全体に提起しました。
婦人民主クラブ全国協議会、関西合同労組、日教組奈良市をはじめ府警前に結集した多くの支援団体からの連帯発言が続きました。
関西青年労働者集会実行委員会・大阪市職の赤田由行さんは「全世界で青年が立ち上がっている。安倍打倒の行動を青年が求めている」とし、5月31日の大阪都構想反対集会で武委員長の奪還を報告できたことを報告。さらに、「府知事・吉村洋文が11月に行う都構想の住民投票は労働組合つぶしだ。維新と安倍は焦っている。改憲と都構想にボロが出ている。今の医療崩壊的状況はそうだ。公的病院などを削減しているのは吉村だ。関生弾圧の勝利から、改憲・都構想の動きをぶっつぶそう」と、翌日の関西青年労働者集会への結集を訴えました。
最後に全日建運輸連帯労組近畿地方本部の垣沼陽輔委員長のまとめを受けてシュプレヒコールをたたきつけ、全体で反転攻勢の闘いに入ることを決意しました。(関西 朝霧広巳)
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