チョンテイル烈士50周年記念映画上映会へ
韓国・旭非正規職支会の闘いをともに
日本企業・旭硝子(あさひガラス、現・AGC)の韓国工場で働いていた非正規職労働者たちが、あまりに非人間的で劣悪な職場を変えようと2015年春、労働組合を結成した。しかし1カ月後、メール1本で解雇される。「解雇撤回! 正規職として職場に戻せ!」―ー旭非正規職支会の22人の組合員の闘いは6年目に入っている。
彼らは非正規職労働者が闘っていると聞くとどこにでも駆け付け、連帯の蜘蛛の巣を張る。旭非正規職労働者について行けば、韓国の非正規職労働者の現実を見ることができる。
●あなたは蜘蛛を見たことがありますか
旭非正規職支会の解雇撤回闘争を支援している旭非正規職支会支援共闘会議が、11月15日に旭支会の闘いを描いたドキュメンタリー映画「あなたは蜘蛛を見たことがありますか」の上映会を開催する。この映画は、旭非正規職労働者が世の中を変える話だ。
トールゲート(高速道路料金所)で解雇された女性労働者たちの籠城(ろうじょう)現場など、旭支会は争議現場に駆け付ける。
18年12月、テヤン火力発電所でベルトコンベアーに巻き込まれて亡くなったキムヨンギュン烈士。彼は24歳の非正規職労働者だった。この映画のもう一人の主人公は、彼の母親・キムミスクさんだ。「息子がなぜ死ななければならなかったのか。国が構造的に非正規職をつくり、人間扱いしなかったからです」と、雇用労働部長官に迫る。
●AGC本社に迫り、京浜工場前で宣伝
コロナのために3月の株主総会をはじめ、日韓の往来はできない状態だが、AGC本社を攻める旭支援共闘会議の闘いはますます求められている。
10月16日、9月に続きAGC本社に抗議申し入れを行い、東京駅丸の内北口で街頭宣伝(写真上)。21日には横浜市鶴見区にあるAGC京浜工場前で出退勤の労働者に11・15旭映画会のビラを配布し、11月労働者集会への参加を呼び掛けた(写真下)。
今年は、チョンテイル烈士が「勤労基準法を守れ!」と叫んで炎に包まれた70年11月13日から50年。11・15映画会は、チョンテイル烈士50周年の民主労総全国労働者大会と連帯する場だ。日本での非正規職撤廃闘争を巻き起こそう。旭支会と共に闘おう!
◆チョンテイル烈士50周年記念映画上映会/旭非正規職労働者の世の中を変える話
ドキュメンタリー映画「あなたは蜘蛛を見たことがありますか」
11月15日(日)午後6時45分開会
亀戸文化センター・カメリアホール(JR亀戸駅北口)
主催 旭非正規職支会支援共闘会議
☆予約受付中 連絡先090-9016-0272
▼ビラは下のリンクをクリック)
「あなたは蜘蛛を見たことがありますか」
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