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国鉄1024名解雇撤回へ 関西、北海道で国鉄集会

関西 24春闘勝利へ 反戦掲げてストライキを

3労組が集まり、24春闘総決起へ団結を固めた(2月16日 大阪市)

2月16日、国鉄闘争全国運動・関西の主催で関西国鉄集会を98人の参加でかちとり、日米による中国侵略戦争阻止、1047名解雇撤回、24反戦春闘への総決起を確認しました。

冒頭、全国運動・関西代表で港合同の中村吉政委員長が主催者あいさつに立ち、「大津地裁判決では全日建運輸連帯労組関西地区生コン支部の7人の組合員が無罪を勝ち取った。全国金属機械労組港合同・昌一金属支部に民事再生攻撃が来た。港合同はみな倒産を経験して闘いぬいてきた。素晴らしい闘いだ」と檄(げき)を飛ばしました。
次に動労西日本の原田隆司委員長が基調報告を行い、「岸田は施政方針演説で『任期中の改憲』を言い、台湾有事を想定した住民避難訓練が全国で行われている。24年は労働者の戦争動員との攻防の正念場」と強調。「芸備線廃止のための再構築協議会に対し、動労西日本は岡崎昭夫副委員長が指名ストで抗議闘争に立つ。昌一金属支部と団結しストへの反動を粉砕しよう」と訴えました。

続く3本の特別報告では、まず動労総連合の川崎昌浩書記長が登壇。「動労総連合は1047名解雇撤回闘争を全労働者の権利と労働組合の未来のかかった闘い、 改憲と戦争を許さない闘いとして闘ってきた」とし、「イスラエルの軍事企業と伊藤忠アビエーション・日本エヤークラフトサプライの提携を私たちの行動が粉砕した。自信と確信を持とう。動労千葉は3月ダイ改阻止、24春闘を反戦春闘としてストを構えて闘う」と訴えました。
2番目に関西生コン支部の武谷新吾副委員長が「11月集会の後、参加した労組が次々とストに入った。関生支部はゼネストを目指し産別運動を展開していきたい。関西労組交流センターの仲間が現場行動に結集し打撃を与えたおかげで、ビラまき事件の7人に無罪判決が出た」とこの間の闘いへの自信を語り、「万博問題は維新の終わりの始まり。維新を打倒してその勢いで岸田を打倒しよう」と呼びかけました。
3番目は一時金闘争でストライキに立った港合同昌一金属支部の木下浩平委員長です。木下さんは昨年の一時金闘争に支部をあげて決起し、関西の仲間たちと共にストに決起した過程をいきいきと報告。さらに、その反動としての民事再生を使った倒産・解雇攻撃と闘う決意を述べました。

関西各地の闘う労組が24春闘を反戦春闘としてストライキで闘う決意を述べ、団結ガンバローで集会を締めました。
(動労西日本執行委員・遠坂裕夫)

北海道 解雇撤回へ勝利誓う

成田昭雄さんの遺志を継いで勝利を誓う(2月18日 札幌市)

2月18日、国鉄闘争全国運動・北海道が主催して「北海道国鉄集会」が札幌市内で開催された。

集会は前半で、昨年末に逝去した動労総連合北海道・成田昭雄委員長代行の遺志を引き継いで1047名解雇撤回闘争に勝利することを全体で誓い合った。
事務局からの提起では、JR北海道の全路線の内半分が廃線攻撃にさらされる実態、鉄道崩壊の中で起きている早期・若年退職の現状が明らかにされた。
後半では全国運動事務局の白井徹哉さんが報告。JR東日本がまともな鉄道運行すらできなくなった現実を暴露するとともに、JRによるローカル線切り捨ては戦争に国力を集中する国家大改造攻撃であることを明らかにした。さらに動労千葉が労働組合を軸に地域の反乱をつくりあげていることの意義が論じられ、国鉄闘争の可能性を全体が実感するものとなった。

各職場からの決意表明が行われ、なかでも昨年12月のストの地平をもって発言した自交総連SKさくら交通労組の仲間の発言は全体を奮い立たせた。河野晃興委員長とともに発言に立った組合員は「執行委員会に入って初めは、なぜ会議で戦争反対について論議されるのかわからなかった」と切り出したが「学習や行動を通して会社における資本と労働者の対立関係は社会全体につながるものだとわかった。だから資本家のための戦争に反対しなければならない」と語った。
集会は青年による3労組共同アピール2024の読み上げ、団結ガンバローによって締めくくられた。

本報告の最後に、成田さん追悼にあたって読み上げられた「国鉄闘争全国運動・北海道の新たな戦闘宣言」の一部を紹介したい。
「『国鉄分割・民営化の攻撃が始まった頃、僕が考えたのは、仲間の泣く顔を見たくないということ。これが基本なんだ』。成田さんは、とことん仲間を愛し、職場から切り離され30年以上経過してなお国鉄労働者としての誇りを持ち続けた。……1047名解雇撤回の日まで闘い続けることをここに誓う。成田さん、私たちの前進を見守っていてください」
(北海道 S)

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