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イスラエルで予備兵250人がガザ作戦拒否の抗議行動



 イスラエル軍によるパレスチナ自治区ガザへの残虐な攻撃は1月11日現在で850人以上の死者(うち子どもが200人以上)、3200人以上の負傷者を出している。これに対し1月10日、ロンドン、パリ、ワシントンDC始め全世界の主要都市で数十万の抗議行動が闘われた(写真はスティーブ・ゼルツァーさんらが先頭に立って組織したサンフランシスコの1万人のデモ)
こうした中でついに、イスラエル軍の士官と兵士でつくる反戦有志団体「拒否する勇気」が、1月8日のイスラエル全国紙『ハーレッツ』に政治広告を掲載し、全兵士に向けて、ガザ自治区での作戦拒否を呼びかけた。

 

 この広告は次のように述べている。
「この戦争はすでに500人以上の人命を奪っている。しかも、いつ終わるとも知れない。ガザにおける残酷で類例のない暴力はショッキングである。この種の暴力がイスラエルに安全保障をもたらすなどと期待するのは間違っているし、きわめて危険だ。われわれは、数百人の市民がイスラエル国防軍によって虐殺されているのを傍観していることはできない」
 そして同1月8日、テルアビブのイスラエル国防省前で250人の士官・兵士で抗議行動をおこなったのである。「拒否する勇気」は、すでに数十人の兵士が実際に召集を拒否して闘っていることも明らかにしている。イスラエル国内では、12月28日にイスラエル国内のアラブ人が全土でゼネストに決起していた。また、1月3日にはテルアビブとサクニンでユダヤ人とアラブ人が一緒に10万人以上のデモに決起している。そして今回の軍内部からの反乱である。イスラエルの侵略戦争は、文字どおり内乱に転化しつつある。これは、イスラエルの戦争をみずからの戦争として遂行しているアメリカ帝国主義をも決定的に撃つものとなっている。(え)

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