三里塚反対同盟、新年初のデモで団結旗開き
1月11日、三里塚芝山連合空港反対同盟の団結旗開きが開催された。この日はまず午前10時、東峰の開拓組合道路に反対同盟と支援の労働者・学生120人が結集し、新年初の集会とデモ。走行するジェット機の巨体を間近に見ながら、北原鉱治事務局長が「この成田空港粉砕なくして人民の未来はない!」と第一声を発し、天神峰の市東さんの畑までのデモに出発した。途中で東峰神社に寄り、鳥居に新しいしめ縄を着け替えて09年の勝利を祈願した。
午後は成田市内のレストランに150人が参集し、盛大に旗開きが開催された。3・29全国集会への大結集を呼びかける反対同盟の「2009年闘争宣言」を伊藤信晴さんが読み上げた。
萩原進事務局次長は「100年に1度の出口のない恐慌、資本主義の終わりが訪れている。09年は韓国、アメリカの労働者・農民とも闘いを共有し、また日本全国の農民を獲得して反対同盟に入ってもらおう。市東さんの農地を守るために裁判の勝利を!」と、壮大な09年の闘いの方向を提起し、大きな拍手を浴びた。鈴木謙太郎さんの音頭で乾杯。市東孝雄さんは、「09年を勝負の年として闘う。スイッチはいつでもオンにできる」と決意を表した。
動労千葉の田中康宏委員長は、民主労総からの檄布とカンパを反対同盟に手渡し、「資本主義の支配は足もとから崩れている。09年を成田軍事空港崩壊元年に」とあいさつ。さらに関西実行委の永井満さん、顧問弁護団の葉山岳夫弁護士、革共同の天田三紀夫書記長らが次々と連帯の発言を行った。法大弾圧を打ち破って昨年末に奪還された全学連の内海佑一前副委員長、新井拓君が若さあふれる決意表明を行い、反対同盟との血盟を一層固めた。例年にも増して熱気あふれる旗開きとなり、直ちに1月20日、2月3日、同16日と連続する市東さんの3つの裁判闘争へ、そして3・29全国集会への総決起と勝利を誓い合う場となった(T)
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