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勾留理由開示公判、裁判官を徹底弾劾。6人は勝利感あふれ

 4・24法大総決起集会で不当逮捕された学生6人の勾留理由開示公判が5月1日、東京地裁で開かれた。
 「接見禁止」のもとに置かれている6人との熱い合流をかちとるべく、法大文化連盟と全学連の学生を先頭に、労働者、家族などがかけつけ傍聴席を埋めた。まず「公安条例違反」をデッチあげられた文化連盟の恩田亮君、倉岡雅美さんら3人の開示公判が始まった。尾藤裁判官は「無届けの集団示威行動を行った。笛を吹き太鼓を打ち鳴らして参加者を誘導した」等々の”被疑事実”を並べ立てた文章を棒読みしただけで、弁護士の求釈明に一切答えず強権的に手続きを進めようとした。「ふざけるな!」「まともに答えろ!」――傍聴席から猛然たる追及と怒号がたたきつけられた。


 裁判官はうろたえながら退廷命令を乱発。裁判所職員が次々と暴力的に襲いかかったが、法廷の怒りはまったく収まらない。
 弁護人は怒りの意見陳述を行い、「被疑事実に該当するものは存在しない」「憲法で保障された政治的表現の自由への不当な弾圧だ」「警察署での取り調べでの転向強要を許さない」との弾劾を突きつけた。
 続いて同じ尾藤裁判官で、「公務執行妨害」で逮捕された3人の開示公判が開かれた。ここでも尾藤は「被疑事実」を棒読みするのみで、デッチあげ不当弾圧を居直り、弁護人の求釈明に一切応じない態度をむき出しにした。だが、退廷命令をいつ出すかだけに注意を奪われ、弁護人の言うことにも上の空で浮き足だっていたというのがこの小心な尾藤の現実だ。弁護人は全力でこの裁判官としてあるまじき傍若無人ぶりを徹底弾劾し、傍聴人も一体となって退廷命令を恐れず闘いぬいた。
 2006年3・14弾圧以来、法政大学をめぐる闘いでの逮捕者の数は実に94人。この数字は大学当局と公安警察一体となった政治弾圧体制の象徴だ。だがそれを猛然と打ち破って4・24法大解放闘争が爆発した。6人は勝利感にあふれて完黙非転向を貫き獄中闘争を闘っている。恩田君のオールバックも、倉岡さんの笑顔も健在だ。
 一日も早く、6人をわれわれの手に奪還しよう。(T・N)
(写真は裁判終了後の弁護士会館ロビーでの総括集会)

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