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1・4年金機構発足に、平口さん先頭に怒りの総決起!

 「長妻大臣は525人への分限免職=不当解雇を撤回し、希望者全員を日本年金機構の正規職員として採用しろ!」――1月1日朝、全国労組交流センター自治体労働者部会を始めとする闘う労働者は、525人の解雇撤回を求めて全国の年金事務所へのビラ配布、アジテーションの闘いに総決起した。分限免職525人の当該・平口雅明さんは「解雇されなければならない正当な理由など何もない」として広島県の福山年金事務所に対する就労闘争に立ち上がった。東京では、朝7時から9時まで杉並区の日本年金機構本部前(写真)で、昼は霞が関の厚生労働省前で、それぞれ20人を超える闘う労働者が750枚のビラを配布し、アジテーションで席巻した。

 「分限免職525人」の衝撃と「解雇撤回」の正義の訴えに注目が集まり、労働者は次々とビラを受け取った。
 8時、長妻昭厚労相の年金機構発足式出席に対しては20人が年金機構本部に向かって一斉に怒りのシュプレヒコールをたたきつけた。「525人の不当解雇を撤回しろ。年金破綻の責任を労働者に押しつけるな。年金機構による賃下げ、残業強制を許さない」
 525人の決起は偉大だ。これほどの分限免職は1947年の政令201号による1万人レッドパージ以来だ。自治労と社保労組は民主党・連合政権を支える立場から社保庁解体・年金機構設立、正規・非正規2万人の全員解雇・選別再雇用の攻撃に屈服、率先・協力してきた。11月29日の年金労組発足は、年金機構発足・仕事始めの1月4日から早朝出勤・残業をやらせるために36協定を結ぶ必要があったから行われたのだ。社保庁解体、正規・非正規2万人全員解雇・選別再雇用の大攻撃は当局と労組が完全にぐるになって強行された。これに屈しなかったのが525人であり、職場には怒りが渦巻いている。
 1人の決起が525人の決起を切り開いた。社保庁解体・労組破壊攻撃は破産したのだ。指導部が裏切ろうが現場の労働者が団結して闘えば勝利を切り開くことができる。国鉄1047名解雇撤回闘争に続く闘いが始まった。この闘いは、1047名闘争への最大の援軍でもある。解雇撤回、労働監獄打破へ、労働組合をよみがえらせる闘いの一歩が踏み出された。
 なお10時から12時近くまで全社労の仲間が品川区の全社連本部に対して団交を要求して闘った。社会保険庁の管轄下にあった社会保険病院、厚生年金病院、健康管理センターは全国社会保険協会連合会の管理・運営下に置かれた。全社労は大阪の三つの健康管理センターの昨年3月末売却で首を切られた11人の解雇撤回を求めて闘っている。社保庁解体・民営化、首切り・労組破壊との闘いの一環だ。さらに6時半からは、中央区の京橋区民館で社保闘争勝利総決起集会が開かれ、60人が結集した。(K)

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