「星野さんは無実だ!」東京高裁包囲デモに決起
6月25日昼、「星野さんをとり戻そう!全国再審連絡会議」は、東京高裁に対する怒りのデモに決起した。無実の政治犯として35年も獄中に囚われている星野文昭同志の奪還を求めての霞が関デモは、画期的な闘いだ。この日午後から2日間行われる全国再審連絡会議の全国総会を前に、総会の最初の闘いとしてかちとられたデモだ。星野暁子さん、全国連絡会議共同代表の平良修さんを始め、全国各地から結集した星野さんを救う会、とり戻す会など120人が日比谷公園霞門に集まってデモを展開した。
「星野さんは無実だ!」「東京高裁は再審を行え!」「獄中35年を打ち破ろう!」。宣伝カーを先頭に、全国連絡会議ののぼりや旗、プラカード、メッセージボードを掲げたデモ隊が、怒りのシュプレヒコールを上げて日比谷公園を出発、高裁横ではひときわ声を高めて、拳を裁判所に突きつけて弾劾のシュプレヒコールを繰り返した。「検察官は無実の証拠を出せ!」「星野さんへの連続懲罰弾劾!」「面会妨害を許さないぞ!」「自由な面会をかちとるぞ!」。獄中35年、71年沖縄返還協定批准を阻止するために闘い、不屈に闘い抜いているが故に、星野さんを無実と知りながら無期懲役を強い続ける国家権力に対する怒りがわき上がってくる。星野同志に対する攻撃は、今現に沖縄に新基地を押しつけようとしている攻撃と一体のものだ。これへの怒りは「辺野古新基地建設を阻止するぞ!」「沖縄とともに闘うぞ!」というシュプレヒコールとなって、日帝国家権力に突き刺さった。デモは霞が関を一周し、日比谷公園・郷土の森へ戻るまで、終始戦闘的に打ち抜かれた。
この日午前、星野文昭同志の家族と全国連絡会議は、東京高裁第11刑事部に対する申し入れ行動を行った。(TK)
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