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星野再審弁護団が東京高裁に新たな補充書を提出

s20110201a-1.jpg 1月31日、星野文昭同志と再審弁護団は、「補充書(2)」と「鑑定書その2」を東京高裁第11刑事部に提出した。提出行動には、鈴木達夫弁護団長、岩井信弁護士、星野暁子さん、星野誉夫さん、戸村裕実さん、東京なんぶ、茨城取り戻す会などが参加した。
 提出後、再審弁護団が参加者に内容を説明した。岩井弁護士は、「補充書(2)は星野さんの無実を証明する『一郎丸写真』の出現を第一に据えている。あえて『出現』という表現をとるほど重要。これと、実験と心理学的鑑定によるKr供述の信用性の崩壊、耳撃記憶の研究に基づくAo、Ar供述の信用性の崩壊の3本柱になっている。確定判決を完全に崩すもの」と明快に説明した。 

s20110201a-2.jpg 鈴木弁護団長は、「星野再審闘争は、現在、最も激しい攻防の一つになっている。裁判所との緊張関係の中で、今日の提出をやり抜いた。今後、民間目撃供述の開示などが焦点になる。運動と一体になって闘って行く」と決意を表明した。
 今回、「新証拠」として提出された写真は、昨年4回にわたって行われた「3者協議」の中で検察官に開示させたものだ。一郎丸という警官が1000ミリの望遠レンズで撮影した写真の中に、東急本店前を走る星野同志が鮮明に写っていた。星野同志の持つ鉄パイプは、巻かれた紙の乱れもなく、まっすぐなままだ。「中村巡査を激しく殴打」などしていない決定的な物証である。
 昨年4月に行われた実験とそれに基づく鑑定は、確定判決が依拠する検察官調書の信用性を完全に崩壊させた。71年11・14渋谷闘争から3カ月以上も過ぎて、検察官調書に記載されている記憶が保持されていないことを科学的に証明したのである。
 09年11月27日の第2次再審請求、昨年9月30日の「補充書(1)」と「鑑定書その1」の提出と、再審闘争は大きく前進してきた。徳島刑務所・法務省は、星野同志に対する2回の懲罰、連続5回・7人の友人面会拒否、星野暁子さんの面会拒否と4回にわたる手紙の一部抹消、弁護人接見の「一般面会」扱い等の攻撃を、4・9反革命と一体のものとしてかけてきた。その激突の中で闘いは拡大し、ついに「補充書(2)」、「鑑定書その2」の提出を貫徹したのである。今年の年頭には闘いの拡大を反映して、全国から400枚の年賀状が星野同志に届いた。
 動労千葉は1月18日にストライキを打ち抜き、激しく闘いを開始している。星野闘争の勝利は、その激闘と完全に一体だ。攻防の激化は、勝利が近づいている証明だ。2・16国鉄全国運動集会、3・20反戦集会・デモ、3・27三里塚闘争の成功をかちとり、星野文昭同志解放へ突き進もう。(K) 

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