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許すな! 玄海原発再稼働強行! 福島第一原発では核分裂反応発生!

 九州電力は11月1日午後11時、玄海原発4号機の再稼働を抜き打ち的に強行した。その直後の2日未明には、福島第一原発2号機の格納容器内のガスから半減期がきわめて短いキセノンが検出された。これは、原子炉内で核分裂反応が起きていることを示すものであり、東京電力は一時的な臨界状態が発生したとして、核分裂を抑制するホウ酸水の注水作業を開始した。
 福島第一原発事故は何ひとつ「収束」に向かってなどいない。今なお核分裂反応が収まっていないばかりか、大規模な再臨界の可能性、再度の爆発による「死の灰」の新たな大量拡散の可能性さえある。そのさなかに原発を再稼働した野田政権と電力資本は、まさに人間の命に対して凶悪な刃を向けたのだ! もはや実力で野田政権を打倒しなければ、労働者人民の命は守れない。 

 3・11以降、停止していた原発を再稼働するのは玄海原発が初めてだ。玄海原発4号機は、10月4日に2次系冷却水を海水で冷やす復水器の異常により原子炉が自動停止して以降、運転を止めていた。経済産業省の原子力安全・保安院は10月31日、九電が提出した原因調査報告書を「妥当」とし、九電の判断で運転を再開してもよいとゴーサインを出した。これを受け、九電は、直ちに再稼働に突き進んだ。しかも再稼働に当たり公然と、「地元の了解は必要ない」と言い放ち、国もそれを容認した。
 4号機は12月に定期検査で再び運転を止めることになっている。それでも野田政権と電力資本が再稼働を強行したのは、何としても「原発再稼働」の実績をつくりたいからだ。彼らは、このままでは全原発が停止に追い込まれかねない状況を覆すために、一大反革命に打って出てきたのだ。
 反原発の闘いは、今回の玄海原発再稼働でまさに死活をかけた大決戦に突入した。福島の怒りとどこまでも連帯し、野田政権を打倒しよう。原発に怒りを燃やすすべての人びとを11・6日比谷に集めよう! (速報版編集局) 

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