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福島に連帯するヒロシマの女たちが中国経産局前で座り込み

s20111102e-1.jpg 10月27日、福島の女たちが行う経産省前での座り込みに連帯して、島根原発や上関原発を推進している中国経産局の前で「ヒロシマ女たちの座り込み」が行われた。緊急のよびかけにもかかわらず、子どもたちも含めて45人の女性たちがかけつけた。
 のぼりやバナー、風船や原発反対の傘などがにぎやかに飾られ、午前10時から午後3時まで、歌やリレートークを行いながら、午後1時からの中国経産局と経産省・文科省・野田内閣への申し入れを挟んで、5時間の座り込みが続いた。マイクを持つなど初めてという女性たちを含めて、次々とアピールが行われた。 

s20111102e-2.jpg 命より大企業の儲けを優先する政府や東京電力や中国電力への怒りが表明され、「子どもたちを放射能から守ろう」「今すぐ原発とめよう」「再稼働反対」「ヒロシマは福島とつながろう」の声が官庁街に響き渡った。
 反戦被爆者の会の下田禮子さんなど被爆者からは、「自分たちが経験した悲しみを福島の子どもたちにくり返させてはならない」「被爆者は闘って政府に被爆医療を保障させてきた。フクシマでもそういう行動が必要」と、政府に原発事故の責任を追求していくことの重要性が語られた。セイブ・ザ・イラク・チルドレン広島の大江厚子さんは、劣化ウラン弾によりイラクの子どもたちが被害を受けている状況を弾劾し、すべての英知を結集して福島の子どもたちを守ろうとアピール。高陽第一診療所労組は「被爆者のための医療が必要で、高陽第一診療所を建設してきた。フクシマにも被曝者のための医療が絶対必要だ」と発言。福島の子どもたちの疎開を支援している女性、保育園の給食に汚染された野菜が使われようとしたことに声を上げたお母さん、原発推進の育鵬社教科書を弾劾する女性などなど。すべてが「本当にどうにかしなければ」の強い思いに満ち満ちていた。
 中国経産局は何人もの「担当者」を局内外に配置して、一日中ピリピリ。申入書は座り込み現場で2人の代表が読み上げて提出。「これからフクシマ周辺に起こってくるであろう様々な困難をヒロシマは知っている。そして心から心配している」「ウソとやらせと札束でつくられた安全神話が崩れ去り、平和利用という口実ももはや通用しない今、一握りの資本家の金もうけのためなら、自然も、生活も、地域の共同体も、何よりも命も破壊し切捨てるなど絶対に許せない」と、野田政権の原発再稼働・原発輸出を強く弾劾し、全原発の廃止まで闘い続けることを表明した。
 福島の女性たちに連帯するこの日の行動は、広島の女性たちに確実に火をつけた。すべての原発を止めるまでけっして消える事はない。拡げていこう! 11月5日の経産省前の座り込みに代表を送り、11月6日の反原発・反失業の日比谷野音での労働者集会をともに闘おう。(広島I・I) 

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