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広島で10・30狭山集会、西郡の闘いに続くことを決意

s20111102d.jpg 10月30日、広島・福島町の旧西隣保館で、部落解放広島共闘会議主催の狭山集会が開催され、解放共闘に結集する広島の労働者、学生ら33人が集まった。
 冒頭、10・16全関西総決起集会のビデオが上映され、西郡廃村化、民営化攻撃に対してどこまでも階級的団結を求め、強化・拡大して闘う西郡支部、八尾北労組の姿に感動が広がった。続いて解放共闘代表の富村寛久さん(元広教組組合員)が開会あいさつに立ち、「10・16関西、10・29東日本共闘集会の成功を引き継ぎ、石川一雄さんの怒りをわが怒りとして、11・6へ攻め上ろう」と訴えた。 

 集会のメインは、革共同の秋月丈志同志を講師とした「新自由主義と対決する部落解放闘争論」の学習講演会である。秋月同志は『共産主義者』170号の柏木論文を土台に、①党の革命から7月テーゼ、綱領草案にいたるマルクス主義・労働者自己解放論の再確立の闘い、②「広島差別事件」をでっち上げ、完全に破産した全国連中央や塩川一派らの血債主義・糾弾主義の根底的批判、③階級的労働運動路線の前進、④何よりも西郡支部と八尾北労組の闘いを通して、〈新自由主義と対決する部落解放闘争の路線〉が確立されたことを明らかにした。なかでも部落民を「分断攻撃に対して団結拡大で応える階級的自己解放の主体」としてとらえきったことが、決定的地平であることを強調した。さらに、80年代地対協路線以来の部落解放闘争解体攻撃が、国鉄分割・民営化と完全に一体の新自由主義攻撃そのものであること、それゆえに部落解放闘争は、反原発と国鉄闘争を軸に新自由主義を打倒する闘いの先頭に立ち、プロレタリア革命の戦略的一環として闘われることによってのみ勝利しえることを鮮明にした。最後に、国家権力と絶対非和解で闘い続ける石川さんの怒りは、フクシマ・被災地の怒り、新自由主義への根源的反乱を開始した全世界労働者階級の怒りそのものであり、9・19から11・6へ、反原発・反失業の歴史的大闘争に立ちあがる巨万の労働者階級人民の決起の力で狭山勝利をかちとろうと呼びかけた。
 学習講演を通して、解放共闘に結集する仲間たちはこの数年間の闘いの地平に圧倒的確信をもち、西郡を司令塔とする新たな部落解放闘争を広島の地からつくりあげていくことを決意した。福島町で住宅闘争をともに闘ってきた広島連帯ユニオン草津病院支部は「労組つぶしの弾圧に石川さんとともに非和解で闘う」と決意を表明し、全学連の広大1年生は11・6への総結集をアピールした。最後に、広島県労組交流センターからの11月への行動方針提起を拍手で確認し集会を終えた。(広島部落解放共闘会議・K) 

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