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「もんじゅを廃炉へ!」12・8敦賀現地闘争に800人

s20121212a-1.jpgs20121212a-2.jpg 12月8日、高速増殖炉「もんじゅ」がある福井県敦賀市で「2012もんじゅを廃炉へ!全国集会」が開催され、全国から組合旗を林立させた労働組合を先頭に800人が結集し闘いぬいた。
 午前11時から、「もんじゅ」を眼前にのぞむ白木海岸で現地抗議集会が行われ、地元の代表などが、もんじゅの廃炉を目指して頑張ろうと発言した。集会の最後に全員が「もんじゅ」に向かってシュプレヒコール。その後、デモでもんじゅのゲート前に移動し日本原子力研究開発機構に対する申し入れを行った。 

s20121212a-3.jpg NAZEN(すべての原発いますぐなくそう!全国会議)と8・6広島―8・9長崎反戦反核闘争全国統一実行委員会の仲間は集会とデモを先頭で牽引した。「もんじゅ運転再開阻止!」「核燃サイクル今すぐ止めろ!」「もんじゅを廃炉にしろ!」。選挙キャンペーンを打ち破って、日帝の核武装政策そのものの核燃サイクルの根幹である高速増殖炉「もんじゅ」に、労働者人民の怒りのシュプレヒコールをたたき付けた。
 9月14日に野田政権は「革新的エネルギー・環境戦略」で原発再稼働に加え、再処理継続と高速増殖炉「もんじゅ」継続を決定した。原子力機構は、「もんじゅ」の運転を2013年末に再開する計画を発表した。「福島を繰り返すつもりか!」集会に参加した仲間は、激しい怒りをたぎらせて、終日の闘争をやりぬいた。そうだ! 核・原発を止めるのは選挙や議会ではない。福島の怒りと結びついた、労働者・学生の職場・キャンパスからの団結した闘いこそが、核と原発をなくし未来を切り開くのだ。
 午後は、市内の「きらめき港館」でもんじゅ廃炉を求める全国集会が行われた。原子力発電に反対する福井県民会議からのs20121212a-4.jpgもんじゅの現状と今後の闘いについての提起のあと、九州大学副学長の吉岡斉さん、核燃阻止一万人訴訟原告団の佐原若子さんが報告を行った。青森から駆け付けた佐原さんは、福島原発事故と六ケ所村の再処理工場と核燃料サイクルに対する怒りを表明した。さらに、大阪市長・橋下徹の『憲法9条を変えられないなら、自分はニュージーランドに行く』という発言を取り上げ、「どうぞ行ってくださいと言いたい。あんな人は絶対に許せない」と弾劾すると、会場からひときわ大きな拍手が起こった。
 集会終了後、主催者は市内デモを予定していなかったが、NAZENと8・6―8・9実行委員会の仲間は、敦賀駅までの市内デモを断固として行った。折からの猛吹雪の中を、「もんじゅは廃炉!」「核武装反対!」「フクシマ返せ!」のコールがテンポよく響いた。「一緒にデモでもんじゅ廃炉を訴えましょう」というわれわれの呼びかけに応え、「こんな雪の中を福井でデモしてくれて、ありがとう」と全国集会に参加していた地元福井の青年労働者が合流した。
s20121212a-5.jpgs20121212a-6.jpg われわれは、12・8もんじゅ闘争を12月15日から17日に福島県郡山市で、日本政府主催・IAEA共催で開かれようとしている「原子力安全に関する福島閣僚会議」への怒りと一体のものとして闘った。「防護」や「健康管理」「除染」を掲げながら、住民にさらなる被曝を強制しようとする攻撃を絶対に許さない。福島の怒りとひとつになって、労働者の職場からの決起をつくりだそう。日帝の核武装=核燃サイクル解体! もんじゅを廃炉に! 外注化・非正規職撤廃! 闘う労働組合をよみがえらせよう! (北陸・M) 

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