5・13群馬弾圧 団結拡大し2同志奪還 金曜行動に70人、弾劾一色
●戦争法と一体の弾圧を打ち破る
5月13日早朝、群馬県警は、携帯電話契約での「詐欺罪」をデッチあげ2人の仲間を不当逮捕し、4カ所の家宅捜索を行いました。この暴挙に反原発を始め闘う仲間の怒りが爆発しました。国家権力はデッチあげの破綻に真っ青になりました。私たちは、2人の満期勾留を許さず勾留10日目の5月22日に釈放をかちとり、家宅捜索での押収品も全部奪還しました。
大事なことは、これを国会で審議が始まっている戦争法案と一体の弾圧ととらえて、合同労組や3・11で立ち上がった仲間と危機感を共有したこと、団結を強め広げて2人を取り戻す先頭に地区党が立ち、勝利したことです。
不当逮捕された2人は反原発運動を献身的に築き上げたリーダーとして労働者の強い信頼がありました。反原発運動や合同労組の仲間は、逮捕が闘うすべての者に対する弾圧だと直感しました。
逮捕の夜、緊急に家族を含めて20人近くが集まり、2点を決めました。①翌朝、抗議・激励行動を行う。②15日のタカキン(高崎駅西口原発再稼働抗議金曜日行動)を弾圧抗議集会にする。そして決定を即座にインターネットで拡散しました。
●労組や反原発で闘う仲間が決起
逮捕翌日、各紙朝刊は「今日、安保関連法制閣議決定」とともに「中核派2人逮捕」「詐欺容疑」と報じました。弾圧の意図があけすけです。
この日、高崎警察署前は装甲車と機動隊を配置し厳戒態勢を敷いていました。そこへ前日のメンバーに加え原発連続学習会に参加していた仲間もメールを見てかけつけ、十数人で抗議と激励のシュプレヒコールをあげました。機動隊や公安ら40〜50人を相手に整然と抗議行動を貫徹しました。
その後、2人が前橋市の検察庁に送られたとわかり移動。ここにも新たに若いお母さんたちや原発学習会の参加者が合流して、次々にマイクを握って訴えました。
「私たちのリーダーが中核派だってことはみんな知ってる。知ってて4年間一緒にやって来た。今さら中核派、中核派、言うな!」「2人を一日も早く釈放してください!」と全身で訴えました。後で彼女たちは「警察にビデオを撮られていて、自分も逮捕されるかもしれないと思って怖かったけど、みんな一緒だから大丈夫、みんなが必死になって守ってくれるから大丈夫って思えた」と言ってくれました。
15日のタカキンには約70人が参加、駅前は「弾圧弾劾!」一色に染まりました。16〜17日の週末も仲間たちは、沖縄現地の3万5千人集会と連帯して、各地でこの弾圧を訴えて回りました。ある農民は、「選挙でTPP反対と言った安倍こそ詐欺だ」と怒り、救援カンパを寄せてくれました。
●ゼネストを実現する党の建設を
今回の闘いは「労働者の怒りはすごい。ゼネストは可能だ」と実感させました。韓国・民主労総のゼネストや沖縄の労働者民衆の決起の一端を、群馬でも見せたのです。
今回の弾圧は、安倍の戦争と原発再稼働攻撃に対して、星野文昭同志とともに生まれ闘ってきた群馬県党が大前進していることへの反動です。地区党が労働者民衆と結びつき、国鉄闘争勝利・動労総連合=動労連帯高崎の組織拡大へ闘い、群馬合同労組を先頭に階級的労働運動の拠点建設が前進していること、福島の怒りとも結んで反原発運動が発展していることに恐怖したのです。
すべての仲間の皆さん。今回の弾圧の真実を唯一報道している『前進』を購読しよう。6・7日比谷公会堂に総結集しよう。すべての仲間は革共同に結集しよう。(群馬・S)
写真〈上〉高崎署前で抗議・激励(14日) 〈下〉この日奪還された2人と金曜行動(22日)[群馬合同労組のブログから]
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