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NAZEN福岡結成2周年集会 福島希望の牧場吉沢さん、動労水戸石井委員長迎え

20131208c-1.jpg 12月1日、福島から「希望の牧場~ふくしま~」の吉沢正巳さんと、動労水戸の石井真一委員長を迎え、福岡市でNAZEN福岡結成2周年集会を開きました。52人の仲間が結集してくれました。この日は、昨年、福島で「共同診療所」が開設された日です。また参議院で「秘密保護法案」の審議が行われている緊迫した中での集会です。
 集会は、NAZEN福岡呼びかけ人の開会あいさつの後、被爆者である「NAZENナガサキ」の城臺(じょうだい)美彌子さんが連帯のあいさつを行いました。「私は福島に行き、安全だと言われている子どもの遊び場ですら長崎の10倍も放射能がありました」と放射能による内部被曝の危険性を指摘し、「NAZEN福岡とともに核と原発と闘っていく」と発言しました。 

 佐賀大名誉教授で「さよなら原発佐賀連絡会」の豊島耕一さんは、「安全基準を20㍉シーベルトに上げたのは許せない。学者という者を簡単に信用してはダメ」と警鐘を鳴らし、ともに力を合わせて闘うことを訴えました。
 集会には元原発労働者も参加し、「原発労働の危険」と「命ある限り、私は内部被曝を告発し続ける」と訴えました。
 メイン講演の「希望の牧場~ふくしま~」の吉沢さん訴えは、本当に感動的でした。
 「希望の牧場」は、大事故を起こした福島第一原発から14㌔のところにあります。そこからは、その原発も見えるそうです。吉沢さんは、いまだ放射能が高い牧場で「国と東電への抗議として、抵抗のシンボルとして、牛を生かし続ける」と決意を語り、その牛が最近、皮膚に異常が出ていることを報告しました。「原発は毒まんじゅう。なくす以外ない。私は残りの人生、原発をなくすためにすべてをかけて闘う。実力で闘わなければ変わらない」と力強く語ってくれました。
 迫力ある話に私も引き込まれ、「よし! 一緒にやっていくぞ!」という決意がわき起こるの覚えました。
 動労水戸の石井委員長は、「組合員の団結で被曝車両K544の交番検査を拒否し、3度のストライキを闘った」こと、その過程で「平成採の若者が2人も組合に加入し頑張っている。その闘いは、国労郡山工場支部の闘いへと広がっている」と報告しました。ひときわ力を込めて、「来年、JR東日本会社はK544を、広野から福島第一原発により近い竜田まで走らせようとしている。これは絶対に許さない」とフクシマと連帯し被曝労働拒否で闘う決意を明らかにしました。労働組合の決起は参加者全体に勇気と感動を与えるものでした。
 いくつかの質疑応答の後、参加者全員で「全原発廃炉!」の決意を込めて事務局の音頭で「団結ガンバロー」の声を上げました。この声は、来年の「3・11」3周年闘争を成功させ、玄海、川内原発の再稼働を阻止する力になっていくに違いないと確信できました。(NAZEN福岡・K・K) 

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