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8・6ヒロシマ反核闘争つぶしが目的のデッチあげ弾圧許すな!

 7月24日、東京都在住のAさんが、「免状不実記載」をでっち上げられて不当にも逮捕されました。Aさんは、広島大学在学中から戦争・核、差別に反対する活動に取り組んできた仲間です。私たちは、満身の怒りをこめてこの弾圧を強行した警察・検察・裁判所を弾劾します。
 Aさんは今年広島から東京へ引っ越し、東京で活動していました。広島県警と警視庁公安部は、このAさんが3年前の免許証更新時に記載した住所と、実際に住んでいる所が違っていたと勝手に決めつけ、ただそれだけの理由で、Aさんを逮捕していったのです。そしてそのままAさんが3年前に免許を更新した広島まで連行し、現在広島西警察署に勾留されています。またAさんが当時住んでいた広島の前進社中国支社にも不当な捜索が行われました。 

 この一連の弾圧は、7月16日に行われた「さようなら原発集会」に17万人もの人々が結集したことに震え上がった国家権力・警察が、何とか8・6ヒロシマの闘いを押さえ込もうとしかけてきた100%、いや200%でっち上げの政治弾圧です。
 第一にAさんは、2009年の免許更新時に実際に広島に住んでいたのであり、国民健康保険料の納付もしています。国会議員などには実際に住んでいる住所と活動場所が違う者はいくらでもいます。単身赴任者もそうです。警察はそれを犯罪者だとして全員逮捕するつもりなのか?
 第二に、Aさんはすでに東京に住所を移し、免許証の住所変更もしています。そして今回、実際に住んでいる所で逮捕されているのです。いったいどこにAさんが逮捕までされなければならない「犯罪」があるのか? 「3年前の免許更新でウソの住所を書いたから逮捕する」など、前代未聞です。
 広島県警と警視庁も検察も、自分たちがいかにデタラメをやっているか十分に自覚しており、Aさんの取り調べでは、「免状不実」については一言も尋ねていません。やっていることは、「もう活動はやめろ」という転向強要ばかりなのです。
 警察・検察は、一貫して反原発運動を弾圧してきました。福島原発事故でも、放射能をばらまいて福島を被曝させている東京電力幹部や政府関係者については一人も逮捕せず、それどころか、彼らを守るための弾圧に必死になっています。こんな警察や検察と一体となって、彼らの言いなりで逮捕令状を出し、勾留状を出している広島簡易裁判所・田中清道裁判官は、恥を知るべきです! ただちに勾留を取り消し、Aさんを釈放せよ! 何十万人もの労働者、市民、母親たち、青年、学生たちが首相官邸を、そして7月29日には国会を包囲して立ちあがっています。8月6日、被爆67周年の広島で、「核と原発をなくせ! 野田政権を倒せ!」「ヒロシマ・ナガサキ、フクシマをくり返すな!」の叫びを上げましょう。(革共同中四国地方委員会)
★抗議先
 広島西警察署 082-279-0110
 広島簡易裁判所 田中清道裁判官 082-228-0421(代)
 

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