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武田君弾圧裁判 控訴棄却の反動判決 16年法大闘争の爆発で反撃を

 12月3日、東京高裁刑事第12部(井上弘通裁判長)で、法政大学文化連盟委員長・武田雄飛丸君の「暴行」デッチあげ裁判控訴審判決公判が行われ、「控訴棄却」の超反動判決が下されました(一審は「罰金30万円」の反動判決)。満身の怒りで弾劾します!
 本裁判は、14年5月13日に法大外濠(そとぼり)校舎前で情宣活動中の武田君と文化連盟をビデオで盗撮する法大弾圧職員に対して、武田君が「盗撮をやめろ」と追及したところ「器物損壊」をデッチあげられてその場で不当逮捕され、起訴段階で「暴行」へと切り替えられた百パーセント不正義の弾圧裁判です。

戦争情勢下の運動圧殺
 本判決の核心は第一に、戦争情勢下での安倍政権による学生運動圧殺攻撃そのものです。9月安保国会闘争の先頭で全学連が闘い、10月に全学連4人への「監禁致傷」デッチあげを完全に粉砕し、10月27日に京大で反戦バリケードストライキを大成功させたことに大打撃を受けた日帝支配階級による「取り戻し」をかけた反動攻撃です。
 10〜12月、中東と東アジアを焦点に世界戦争が切迫する中で、フランスでは戒厳令下でバス労働者がストライキを打ち、韓国ではパククネ政権による参加者全員逮捕の恫喝をうち破って民主労総が民衆総決起闘争に立ち上がっています。治安弾圧をうち破る強固な国際的団結―国際連帯こそが求められています。
 こうした情勢下で安倍政権は「テロとの闘い」を旗印に改憲と戦争へ突進し、その中で下されたのが今回の反動判決です。第1次安倍政権から10年間、闘いぬかれている法大闘争は安倍打倒・戦争阻止の最先端攻防です。反動判決と治安弾圧攻撃を法大闘争の爆発で粉砕しよう。
法大当局が公安と癒着
 第二に、警視庁公安部(公安警察)と法大当局=田中優子総長体制の「汚い癒着」を明らかにしました。裁判闘争の中で、当局が日常的・恒常的に門前などで盗撮したビデオ映像を公安警察に提供していたことが公安警察・安東治の法廷証言で暴露されました。
 井上裁判長は判決で「公安と連携しているとは認められない」などと主張していますが、法大闘争10年の歴史が示す通り、当局が公安警察と心身ともに一体化して学生を弾圧していること、戦後的な「大学自治」なるものが解体され、大学で実質的に戦争協力と改憲攻撃が行われていることは明白です。
 また井上裁判長の〝当局撮影のビデオ映像を得手勝手に解釈し、その不十分な部分を当局職員の「証言」でつぎはぎして「武田君の暴行」をデッチあげる〟やり方は断じて許せません!
1・20法大包囲デモへ
 第三に、やはり勝負は現場でありキャンパスです。
 武田君は裁判後の総括集会で「来年、処分撤回闘争と法大闘争を現場で爆発させ、不当判決がいかにデタラメなものかを全法大生の前ではっきりさせよう!」とアピールしました。斎藤郁真全学連委員長は「公安警察と癒着し都合のいいように法律を使い、学生を逮捕して勾留することが『おかしいんだ』ということを現場で『常識』にしよう。そのための法大闘争の爆発=法大学生自治会の建設、京大の反戦ストライキに続くような闘いをつくりあげよう!」と訴え、来年1月20日の法大包囲デモと武田君「無期停学」処分撤回裁判控訴審へ結集を呼びかけました。
 来年の3月14日で法大闘争の開始(ビラまきと立て看板禁止措置に抗議した学生29人の全員逮捕攻撃)からちょうど10年になります。法大闘争のさらなる発展へ、反動判決を徹底弾劾し、大激動の16年決戦へ進撃しよう!(法大・U)

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