使用不許可取り消せ 高槻市・植木団地闘争 市役所に怒りの抗議行動
11月22日、植木団地労働組合と全国水平同盟高槻支部は、「植木団地追い出し絶対反対!自主管理闘争で誇り高く生き抜くぞ!1周年闘争」を、120人の結集で成功させました。そして26日には高槻市役所前で市を弾劾する抗議行動、30日には大阪地裁大法廷での植木団地裁判(不許可決定取消訴訟と明渡請求訴訟の2件を同時審理)と連続的に闘いぬきました。
●植木団地労組を先頭に次々訴え
26日の対高槻市抗議行動は、高槻市富田園芸協同組合が、新たに今年の12月1日から来年11月30日まで1年間の植木団地の使用許可を申請したことに対して、高槻市が再度「不許可」としたことに抗議し、「使用不許可決定を取り消せ!」と弾劾し、1年分の使用料を受け取らせる行動です。平日の昼間でしたが、全日建運輸連帯労組関西地区生コン支部をはじめとした労働組合、全国水平同盟西郡支部、婦人民主クラブ全国協議会の労働者20人が結集しました。
抗議宣伝隊が、市役所前に到着するや、植木団地追い出しの主犯である農林課特命チームの幹部職員を先頭に30〜40人の市職員が飛び出してきて、市役所玄関を背に、私たちを威嚇(いかく)するように阻止線を張ったのです。こんなものはこけおどしにもなりません。「植木団地追い出し」という理不尽な不正義が暴かれ、明らかになることに対する恐れ以外の何物でもありません。
植木団地労働組合を先頭に結集した労働者は、高槻市の「威圧」をものともせずに全国水平同盟の赤いのぼりなどを林立させ、通行する市民にビラを配り、次々にマイクを握り、植木団地追い出しという高槻市の非道と不正義を弾劾しました。とりわけ、阻止線役に駆り出された市職員をはじめとする、高槻市で働く労働者に対して、「植木団地追い出しは、高槻市の民営化・外注化、総非正規職化の道」「明日はわが身。植木団地と団結してともに闘おう」と繰り返し呼びかけました。
宣伝を終わり、2人の代表が、使用不許可決定の取り消し要求と1年分の使用料を納入するために庁舎内に行こうとすると、阻止線を張っていた農林課特命チームの幹部職員は、代表が庁舎内に立ち入ることを阻止したのです。そして、宣伝隊が抗議の声を上げる中、立ったまま市役所の玄関先で、「不許可決定は取り消さない」「使用料は受け取らない」と言い放ったのです。これが高槻市の本性です。絶対許せません。
●地裁大法廷埋め市・裁判所を圧倒
30日の裁判は、大勢の支援の労働者が大阪地裁大法廷を埋める中で開かれました。裁判終了後、弁護士が、「高槻市の主張は後付けのこじつけだ」「次回は批判しつくす書面を提出する」と決意を述べました。
来年2月24日の次回公判では意見陳述をします。全力で結集しよう。(北摂労組交流センター・上園耕作)
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