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トランプ・石破倒せ 反戦反核叫び7・12渋谷デモ

 

イラン爆撃とそれを擁護する石破を弾劾し、人々であふれる夜の渋谷スクランブル交差点をデモ。ヒロシマ・ナガサキ・フクシマを繰り返すなとの訴えに呼応し、多くの外国人や青年がデモに合流した(7月12日 東京都渋谷区)

「次は8・6広島―8・9長崎だ!」。6・14全国反戦闘争の高揚を7・5女性解放闘争学習会でさらに打ち固めた労働者・学生・市民180人が渋谷に集まり、改憲・戦争阻止!大行進東京主催、すべての原発いますぐなくそう全国会議(NAZEN)東京共催で7・12反戦反核東京集会とデモがかちとられた。

 司会の女子学生が冒頭、「盧溝橋事件88年弾劾! 再びの中国侵略戦争を止めよう! 7・7関西学生反戦集会」のビラを配布していた京都大生が不当逮捕されたことを弾劾し、即時奪還を訴えた。さらに米帝・トランプのイラン爆撃は核攻撃そのものであり、広島・長崎への原爆投下を正当化した発言を厳しく批判、排外主義が渦巻く参院選反動と対決し8・6ヒロシマへの大結集を呼びかけた。
NAZEN事務局長の織田陽介さんが基調報告を行った。織田さんは、①米帝によるイラン核施設攻撃は核攻撃そのものであり、中国への核戦争・世界戦争宣言であること、②非核三原則「見直し」提言は自衛隊による核兵器の保管・管理・運搬・使用であること、③核兵器製造のための原発導入が日本の原子力政策の出発点であり、現在もなお一貫していること、④3・11原発事故と福島の怒り、広島・長崎の被爆者の運動と闘いが日本の核政策を破綻に追い込んでいること、⑤中国侵略戦争を国際連帯で阻止すること、8月5日午後9時、原爆ドーム前への大結集を提起した。
長崎の被爆者である高木美佐子さんは、トランプのイラン爆撃と発言は被爆者として絶対に許せないと弾劾。被爆者は被爆から10年の間、沈黙を強いられたうえに差別と偏見のなかで被爆体験を語ることができなかったという。中国侵略戦争に向かって天皇が再登場していることに負けるわけにはいかない、核戦争を止める力を一緒につくっていきたいと訴えた。
8・6広島暴処法弾圧被告の古郡陸さんは8・6ヒロシマ闘争への大結集を呼びかけた。3・11反原発福島行動の椎名千恵子さんは、イラン爆撃に対し「フクシマの怒りは収まりません」と弾劾。そして福島県内で400人もの子どもが甲状腺がんと診断されているにもかかわらず、政府・県当局が3・11核惨事をもみ消そうとしていることを許さず、核と戦争の廃絶へ闘う決意を述べた。6・14闘争弾圧を粉砕して奪還された女子学生Bさんが万雷の拍手で迎えられた。Bさんは「中国侵略戦争阻止闘争への確信がさらに強まった。弾圧が団結に転化していることは最高だ」と語り、首都で内乱的デモを実現しようとアピールした。
青森と新潟からのメッセージ紹介に続いて、東京北部の女性労働者が、戦時体制が強化され差別・排外主義が吹き荒れる中、今こそ女性リーダーの育成と登場が必要であり、自らそれを担う決意で闘うと発言。東京三多摩のアマゾン労働者は、アマゾンこそ戦争翼賛・推進企業であり、その事業所でストライキを打つことの意義を強調。大行進呼びかけ人の高山俊吉弁護士のまとめを受け、渋谷中心街デモに出発した。
 外国人や高校生などが何人も飛び入りで合流し、デモ隊は200人を超えた。沿道の多くのカメラで、日本での反戦反核デモが世界中に拡散されている。渋谷デモも回を重ねるごとに迫力と注目を増している。さらに闘いを粘り強く進めていこう! (北島邦彦)

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