アマゾン青梅事業所でスト
決起集会に労働者が注目
7月8日、多摩連帯ユニオン・アマゾン青梅事業所分会は、アマゾン青梅FC(フルフィルメントセンター)にて、アマゾンの「7月プライムデーセール」を直撃する反戦春闘ストライキに決起した。
当日朝の情宣行動では、スト決行を知らせる分会ニュースを受け取った労働者から「がんばってください」「暑いから気を付けて」など多くの激励の声をかけられた。
昼のスト決起集会では、ストに立った大山尚行分会長ほか、多摩連帯ユニオンの徳永健生委員長、東京労組交流センターの山口弘宣代表、改憲・戦争阻止!大行進三多摩の仲間などがアピール。建物の外に出て聞き入る労働者の姿もあった。職場内では、分会ニュースを広げて労働者同士が話し合っている光景も見られた。1日で配布した分会ニュースは約300枚、青梅FCの労働者の約3分の1に行き渡った。
今回のストは、一つに、アマゾン資本とその下請け会社ワールドスタッフィングに対して、現場労働者の圧倒的多数が反対している「シフト制」の即時中止・完全撤廃を突き付け、青梅FCの全労働者(契約社員・派遣社員)の時給1700円(現在1250円)への賃上げを直ちに実施しろと迫る闘いであった。
二つに、現在、アマゾン・ウェブ・サービス(AWS)が米・日・NATO・イスラエルに提供している「国家安全保障および防衛クラウドサービス」の問題を徹底暴露し弾劾する反戦ストとして闘い抜いた。アマゾン=AWSが実際に「訓練から前線支援まで」(AWSの公式声明の一節)、イスラエルのガザ大虐殺に加担している現実を粉砕していく実力闘争の始まりだ。
我々は反戦闘争を基軸にして闘う労働組合をアマゾンの現場に広げていく意識性・戦略性を貫いて、今回の反戦春闘ストを勝利的に打ち抜いた。(多摩連帯ユニオン・アマゾン青梅事業所分会 大山尚行)
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