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自治労函館大会 戦争翼賛の連合路線と決別を

自治労大会会場前でビラまき・情宣活動を行い、100人が広島ビジョン反対署名に応じた(8月28日 函館市)

鮮明な訴えに共感
8月28~30日、北海道函館市で自治労第97回定期全国大会が開催された。全国労組交流センター自治体労働者部会は、戦争翼賛に走る連合路線と決別し、闘う自治労の再生をめざす決戦的闘いと位置付けた。地元北海道と全国から結集し感動的勝利を勝ち取った。

前日27日に開かれた現業評議会総会で300枚ものビラが受け取られ現場との大合流がつくり出された。その高揚感の中で前夜集会が北海道庁労組組合員の尾森宏行さんの司会で始まった。奈良市従書記解雇撤回裁判に勝利した吉谷宏子さんが基調報告。「明日の大会は歴史を決する場になった。岸田政権が参戦を狙い、大会議案書によると、秋にも連合と自治労本部が『パンデミックへの対応』と称して公務員の戦争協力方針を出そうとしている。会計年度任用職員制度による全公務員の非正規職化も狙っている。自治労広島市労働組合の闘いはいよいよ決定的だ。明日は思いきって登場しよう」と訴えた。

自治労本部―広島県本部―自治労広島市労働組合幹部による労組破壊・闘う役員排除と真っ向から闘ってきた自治労広島市労働組合の住廣美智子副委員長が「昨年の自治労大会では福井利明前委員長が登場し広島サミット粉砕闘争を牽引(けんいん)した。同じ闘いを私は明日やり抜く」と決意を表明。完全に戦争に突入したという時代認識を明確にさせ、転換をかけて反戦闘争を組織し、戦争のための団結破壊、評価制度などによる分断と真っ向から闘おうと全体で確認し、団結を深めた。

大会初日朝、参加者が続々と会場に着き、用意したビラと「前進」号外が全て受け取られた。マイクアピールを全国の仲間が熱烈に行い、奈良市従セクハラ・パワハラ解雇との闘いや自治労広島市攻防の訴えに、会場内でビラまきをしていた非正規職労働者など皆が手を止め振り向いて聴き入った。広島ビジョン反対署名に広島・長崎・沖縄・福島はじめ全国の100人もの組合員が応じ、自治労の現場に戦争反対の思いがいかに強いかを示した。

自治労は今大会で北海道富良野市労連・連合副事務局長の石上千博委員長、広島県本部・連合広島事務局長の山崎幸治副委員長体制となった。産業報国会へひた走る連合本部と共に自治労が戦争協力を進めることを絶対阻止しよう。「2度と赤紙を配らない」闘いを取り戻そう。9・23反戦大デモから11月労働者集会へ職場・街頭で猛然と闘いを広げよう! 

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