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保育を労働者の手に取り戻そう 民営化阻止へ関西で集会

2017113oa-1.jpg 11月26日、婦人民主クラブ関西協議会と関西労組交流センター自治体部会が呼びかけた関西保育集会が、京都教育文化センターで75人の結集で成功しました。
 参加者が「各地で保育集会をやろう」と確信を持てる内容となりました。安倍政権が朝鮮戦争・改憲攻撃と治安弾圧を前面に押し出す情勢の中で、やりぬいた集会としても決定的でした。
 司会の深町加代子さん(豊中市職)から「労働者にとって子育てとは何か?」「どうすれば今の子どもや労働者の置かれている現状を労働組合が軸となって変えることができるのか?」この2点で集会の討論を進めていこうと提起がありました。

 基調報告を山本美知子さん(婦民関西協議会)が戦争情勢を説き起こし、「安倍の民営化・規制緩和と労組破壊の攻撃のかなめに公立保育所民営化攻撃があり、『子育て安心プラン』は女性の戦争動員でもある。そもそも本来の子育てとは何か? 団結の中で生きていくことが仲間づくりであり、競争社会とは対極にある」と核心的な問題を提起しました。
 神戸市の保育労働者の仲間が、自身の民営化絶対反対の闘いでつかんだことを述べました。「『民営化反対と言うな』と組合本部が立ちはだかったが、現場の労働者と団結し、絶対反対で闘えば民営化は阻止できると確信した。その闘いが、分断されていた保護者との団結を回復し、保育を労働者の手に取り戻すことができる」と提起しました。
 京都からの参加者が、崇仁保育所民営化反対の闘いを報告しました。地域の共同体としてある保育所を潰すことと現業労働運動の団結破壊が、民営化であり更地化攻撃であると訴えました。
 京都府職労舞鶴支部の仲間は「民営化攻撃との闘いや反原発闘争は組合と当局の力関係で決まる。組合が屹立(きつりつ)することにより、地域も組織できる」と発言しました。
 続いて、大阪府や兵庫県から駆けつけてきた保育労働者を先頭に発言があり、また保育署名の実践的な取り組みも報告され、私たちの新しい保育労働運動の発展が感じられるフリートークになりました。
 最後に、司会の深町さんが「職場・地域に闘う拠点をつくり出し、保育民営化に絶対反対で闘う力が戦争を止める。民営化反対の闘いを通して、保育を労働者の手に取り戻していくことができる」と、まとめを行い、集会は成功しました。(京都 朝霧広巳
写真関西保育集会で保育労働者が民営化反対の闘いを報告し、活発な討論が交わされた(11月26日 京都市)

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