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10・24大阪豊中で解雇を許すな! 処分を撤回させよう集会

 10月24日、大阪府豊中市において、「道州制・民営化絶対反対! 解雇を許すな! 処分を撤回させよう集会」が行われました。保育現場における事故を口実にして、豊中市職女性部長として長年活動してきた深町加代子さんを依願退職に追い込もうとする攻撃を絶対許さない、動労千葉―国鉄1047名闘争を軸に絶対この攻撃を跳ね返すという総決起集会です。深町さんの職場の同僚や豊中市の保育労働者、教育労働者をはじめ86名が参加して大成功しました。


 冒頭、当該である深町さんが「道州制・民営化攻撃とは―処分撤回闘争の意義」と題して基調提起を行いました。
 深町さんはまず第一に、今回の処分をどうとらえるのかは、8・30情勢をしっかりつかむことが大切だと強調しました。8・30総選挙で自民党が大敗し、民主党・連合政権が登場する情勢だから今回の処分があったと捉えることが大切だということです。民主党政権は連合の幹部たちを抱きこんで、労働組合を使って労働者に犠牲を強いて、資本主義を救おうとする政権です。だから、あくまで道州制・民営化絶対反対で闘おうとするものを今回の処分のように弾圧してつぶそうとしてくるということです。
 深町さんは第二に、道州制推進に転落した自治労本部の果たしている役割の重大性を訴えました。自治労本部は、8月の熊本大会で道州制推進に明確にカジを切って、道州制・民営化と現場で絶対反対で闘うものを労働組合の名をもって弾圧するところまで転落したのです。
 豊中においては、市立豊中病院の民営化(地方独立行政法人化)に対して「全適ではどうか」と組合側から民営化の方法を逆提案するという「攻めの民営化対応」を進めており、それを女性部が「民営化反対で闘うべきだ」と訴えていったことから、今回の処分攻撃を組合執行部が当局と一体となって進めてきたことを弾劾しました。
 深町さんは、第三に、この時代、道州制・民営化反対で闘うものに解雇攻撃がかけられてくるのに対して、国鉄1047名闘争にこそ勝利の展望があると訴えました。そして、11・1労働者集会こそ、全国・全世界の新自由主義と闘う労働者が国鉄1047名闘争が永続的に23年にわたり闘われてきたことに注目し、結集しようとしていると訴え、11・1集会への総結集を訴えました。
 深町さんに続いて国鉄労働組合近畿地方本部兵庫保線分会員であり、5・27国労臨時大会弾圧裁判被告団長の富田益行さんが「国鉄1047名闘争と解雇撤回闘争の勝利の展望」を提起しました。
 富田さんは、「今回の処分攻撃は国鉄分割・民営化の時の攻撃とまったく同じだ。国鉄分割・民営化は労働組合つぶし、その中心だった国鉄労働運動つぶしにこそ核心がある。大切なのは、ストライキで闘った動労千葉だけが1400名の組合員のうち1300名がJRに残ることができたということ、闘わなかった国労は20万人から一挙に数万人になった。しかし、動労千葉がストライキで闘ったから国労でも闘う労働者が残り1047名闘争を闘いぬいている」と強調しました。そして「国家総がかりで道州制による首切り攻撃がかけられている今、国鉄1047名闘争に勝利することが、道州制攻撃を打ち破る道だ」と訴えました。
 次に、動労千葉の後藤俊哉さんが発言に立ち、決意を述べました。「国鉄分割・民営化の時、動労千葉はストライキに立ち上がった。立ちあがらなかったらぶっとばされていた。労働者は団結すれば勝てるんです。11・1一万人で勝利の展望を示そう」と訴えました。
 3本の報告の後、自由討論に移り、豊中市職の労働者を皮切りに次々発言しました。
 なかでも、深町さんの同じ職場の同僚が「どこにでもある事故なのになんで深町さんだけがこういう処分をうけるのかと思った。職場でもいろいろな意見が出て『かたくなな深町さんの態度が改まれば』という意見もあったが、軸がぶれずに立場を貫く深町さんを見て、私も『深町さんにがんばってほしい。私も応援したい』と思いました」という訴えが大きな感動を呼び起こしました。
 最後に、大阪市職の労働者が「深町さんの闘いは3・6道州制絶対反対の闘いから路線を貫いてきたから団結を拡大することができた。この路線はもっと力を持たなくてはいけない。それを示すのが11・1だ。11・1で絶対反対の路線の力を示そう」と11・1一万人決起へのアピールをしました。
 初めてこぶしを握る労働者も含めて、みんなで団結がんばろーをやりぬき、決意を固めました。保育事故処分撤回の闘いは始まったばかりです。自治労本部・当局一体となった「深町つぶし」「動労千葉派つぶし」の攻撃との激突はこれからもっと激化します。11・1へ総決起して、闘う団結を固めていきたいと思います。(豊中市 KN)

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