コンビニ関連ユニオンがそごう・西武のスト激励
8月31日、西武池袋本店で働くそごう・西武労働組合員約900人がストライキに立ち上がり、同店は終日全館臨時閉館となった。大手百貨店でのストライキは1962年の阪神百貨店以来、実に61年ぶりだ。コンビニ関連ユニオンと合同・一般労組全国協議会傘下のユニオンの仲間、全学連の学生など約50人が当日、「ストライキ断固支持」の横断幕を掲げて西武池袋本店前で激励行動に立った。
そごう・西武は地方の衰退、バブル崩壊を受けて、2006年にセブン&アイHDグループの子会社となったが、井阪隆一社長によってむしろ経営が悪化し、地方店舗を中心にリストラが繰り返されてきた。今回のストは、井阪が放り出す形で外資フォートレス・インベストメントへの売却を強行する中で、それまで抵抗らしい抵抗もしなかったそごう・西武労組が、現場組合員からの突き上げを受けて実現したものだ。
コンビニ関連ユニオンと地域の仲間は、8月中旬から池袋、千葉、大宮、広島のそごう・西武百貨店前で「スト支持」の宣伝を行ってきた。当日はスト決行時間の午前10時に合わせて西武池袋本店前に結集、「ストライキ断固支持」「売却反対」「井阪退陣」などを訴えた。注目はものすごく、SNSなどでも「ストは当然」「労使協調ではなく、労使対決型の労働運動に変わるべき」といった声が続々と寄せられている。
内乱の時代が到来
帝国主義の破綻と戦争が生み出す社会的危機は、反戦闘争の巨大な爆発と一体となって生きるためのストライキを生み出す。まさに「帝国主義戦争を内乱へ」の時代の到来だ。反戦闘争の基軸にあらゆる階級的反乱を組織して、11・19大結集をつくり出そう。(コンビニ関連ユニオン・K)
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