旭支援共闘が1周年集会 日韓連帯強め不当解雇撤回へ
7月6日、東京・江東区で旭非正規職支会支援共闘会議が結成1周年集会を開催し、60人が参加した。
労組結成を理由に、韓国・クミ(亀尾)市のAGC(旧・旭硝子)の韓国法人AFK(AGCファインテクノ韓国)の工場で働いていた労働者178人が集団解雇されてから4年。巨大資本に立ち向かい「人間らしく生きよう」と声を上げ、韓国の非正規職撤廃闘争をリードしている民主労総金属労組旭非正規職支会の姿に感動し、この闘いを共に担おうと支援共闘会議を結成してから1年だ。
この間、日本遠征闘争やクミでの現場訪問などの交流を進め、今年3月には来日した旭支会の3人とともにAGC株主総会闘争を闘って団結を固めてきた。
冒頭に3・28株主総会闘争のビデオが上映され、旭支会が支援共闘に寄せたビデオメッセージが続いた。
関道利副議長(動労千葉副委員長)が開会あいさつを行い、駅の全面外注化や運転士・車掌の廃止と闘う中で、自らがCTS幕張事業所での職場代表に選出されたことを報告した。
基調報告に立った清水彰二事務局長(群馬合同労組委員長)は、「AGC資本の、労働者の団結をたたきつぶして世界展開をはかるというやり方を日本の労働者階級の怒りに転化して、日本の階級的労働運動再生の力にしよう」と支援共闘の闘いのもつ意義を明らかにし、解雇撤回に向け「AGC本社が恐怖するような大闘争を実現しよう」と呼びかけた。
続いて国鉄闘争全国運動呼びかけ人の金元重さんが、直前に韓国で闘われた公共部門非正規職労働者のゼネストについて、労働者の声を紹介しながら報告。さらに、日本板硝子共闘労組・元本部書記長の小貫幸男さんをはじめ神奈川、地元の東京中南部、東部の仲間が闘いの決意を述べた。東海合同労組からのメッセージも紹介された。
最後に山本弘行議長(動労千葉を支援する会事務局長)が、7月12日の地位確認訴訟判決を前に旭支会が第5次遠征闘争を計画していることにふれ、全力でこの闘いを支えようとアピールした。さらに安倍政権の改憲・戦争攻撃と闘い、支援共闘の会員拡大・宣伝戦強化を通じてAGCで働く労働者と結びつきながら本社への攻勢を強めようと訴えた。最後に団結がんばろうで集会を締めくくった。
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