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動労水戸が第3波スト 被曝強制と竜田への運行やめろ

20140704a-2.JPG 常磐線竜田延伸が強行されて1カ月がたった6月30日、動労水戸は被曝労働強制への怒りを爆発させ第3波のストライキに決起した。
 首都圏の労働者や動労西日本、関西の国労組合員も駆けつけ、昼に勝田運輸区前で情宣をやり抜き、午後3時にいわき駅前に結集した。5・31いわきデモ同様、若者の注目が特に熱い。
 石井真一委員長と辻川慎一副委員長が口火を切り、続いて福島診療所建設委員会の渡辺馨さんが東京オリンピックを弾劾し、ふくしま共同診療所の須田儀一郎事務局長が「診療所も新たな闘いに入る」と決意を語った。福島大生が杉並区議補選への決起を報告し、婦民全国協の仲間が保養の取り組みを紹介。椎名千恵子さんが「子どもたちを守る社会にしないといけない」と後に続いた。

20140704a-1.JPG いわき運輸区前に移動し、労働者に向け激励行動を行った。石井委員長は「いわき運輸区の労働者は、6月1日から竜田駅へ線量計を持って不安に思いながら乗務している。竜田駅までは1日9往復、乗客はたった150人。会社は労働者の被曝、健康に何の責任も取っていない。5マイクロシーベルトとか、6マイクロとか出ても、線量計が壊れていると言う。ふざけるんじゃない!」と弾劾した。
 動労千葉の川崎昌浩執行委員が「このストライキは労働者の権利を守る、命を守る、尊厳を守る闘いだ。そして、被曝を強制するJR、安倍との闘いだ」と述べ、動労千葉も外注化粉砕へ闘いぬくと決意を表明した。動労西日本の山田和広書記長は「JR会社は労働者を被曝させ、あるいは非正規職化して使い捨てている」と弾劾。大阪の国労組合員・富田益行さんが「被曝労働を強制するなら、労働者はストライキで安全を強制しよう!」と激励した。
20140704a-3.JPG 動労水戸の羽部圭介さんは「復興と言うなら放射能がなくなることが最低条件です。乗務員が被曝するなら、乗客も被曝する。乗客の安全を守らなければならない。おかしいことにはおかしいと声を上げよう」とアピール。照沼靖功さんは「今回の竜田延伸には東労組さえ団体交渉で妥結しなかった。現場のみんなが怒りの声を上げているからです。でも妥結もない中で水戸支社は竜田への延伸を強行して被曝を強制している。私は納得がいきません。みなさん自分の不安・不満をちゃんと言おう。それを押しつぶす管理者は無視していい。その声を無視する労働組合ならやめてしまおう。会社の言う不条理を労働者に押し付けるのは労働組合ではない。不満をどんどん言って会社と、そして組合ともぶつかろう」と呼びかけた。
 辻川副委員長は「安倍政権は集団的自衛権行使容認の閣議決定を国民の同意もなく進めている。JRとまったく一緒だ。この現状をどうやって止めますか? みなさんが会社のやっていることに間違いだ、やめるべきだと、とことん声を上げ、それでもだめならストライキで闘う。動労水戸はJRで唯一ストライキで闘っています。会社の言うこと、政府の言うことに唯々諾々と従っていていいのか。このままいけば子どもたちが戦場に送られる。命を奪われる。自分たちのかけがえのない人生だ。被曝労働、労働強化、外注化にも反対することでこの世の中は変えられる。みなさんに動労水戸に入りともに闘うことを呼びかけます」と運輸区の労働者に訴えた。
 動労水戸の闘いでJR東労組の矛盾はより深まった。JR東労組は一握りのカクマルの幹部の特権を守るために東京の下十条運転区の廃止を問題にしても、いわき運輸区の組合員を被曝から守ろうとはしない。だが労働者は職場の主人公だ。動労水戸のストは、労働者に被曝を強いるJRに怒りを突きつけ、東労組の組合員に動労水戸への加入とストライキへの決起を呼びかける決定的行動として打ち抜かれた。(M)

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