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「俺たちの団結が橋下を倒す!」、関西青年労働者集会に240人

s20120229a-1.jpg 2月26日、大阪市住まい情報センターにおいて関西青年労働者集会が開催され、関西各地から240人が結集した。実行委員会での議論を積み重ねて準備し、その中で作り上げてきた団結が集会全体を熱気に包んだ。
 司会あいさつの後、大阪市職の赤田由行さんが基調報告を行った。「この3月決戦は全労働者の未来を決する決定的な位置にある。JR外注化阻止の闘いは、国鉄分割・民営化以来の新自由主義に決着をつけ、青年労働者を先頭にすべてを奪い返す闘いの始まりだ。闘う労働組合を甦らせた時、私たちの存在がこの社会そのものをひっくり返す力となる。12春闘を国鉄・被災地・西郡の闘いをもって労働者の大反撃の開始としよう」と宣言した。 

s20120229a-2.jpg そして「12年経労委報告」を徹底的に批判し、「これは企業の存続のために労働者は犠牲になれ、という宣言だ。しかしこれを、3・11をもって行動を開始した青年労働者の怒りが包囲している。『新自由主義は全部ウソだった』と行動を開始している。闘う拠点をつくりだし、2千万青年労働者の怒りを組織して資本家階級との闘いに決着をつけよう。橋下によるアンケート調査との闘いで、絶対反対を貫く一人の存在が結集軸となり、全体を揺り動かす力を持っている、とつかんだ。『この社会の主人公は俺たち労働者だ』と胸を張って生きられる社会を手に入れよう。国鉄闘争全国運動を職場闘争そのものとして前進させよう」と熱烈に提起した。
 続いて元福島県教組委員長の清野和彦さんが特別講演を行った。「原発事故の責任を徹底追及し、今こそ全国的な闘いを起こそう。3・11集会に赤旗を林立させ、自分たちこそが主人公だと自覚をもって闘おう。沖縄で私が教えられた言葉は『足元を掘れ、そこに泉沸く』です。動労千葉の闘いに学び、自分の足元から労働運動を組織してほしい」と熱い思いを語った。
 部落解放同盟全国連・西郡支部の佃文弘さんが、3・18八尾北・西郡決戦に向けた特別アピールを行った。「村の更地化、資本への売渡し、これこそ橋下道州制攻撃の切っ先であり正体だ。私たちの闘いによってこれらの本質を暴き出した。この闘いによって追いつめられているのは資本であり、国・橋下・八尾市だ。絶対反対の団結があれば勝利できる。西郡への攻撃を全労働者にかけられた攻撃と見据え、労働者階級として闘おう」と総決起を訴えた。
s20120229a-3.jpg 次々と青年労働者が自らの決意を語った。関西合同労組、郵政の非正規労働者の発言に続き、全日建運輸連帯労組関西生コン支部の青年部から「組合がストライキをしたことが威力業務妨害で逮捕される。こんなことを許してはいけない。これは自分たちだけの問題じゃない。青年がどんどん頑張っていかんと、非正規の問題も解決しない。ともにがんばろう」とアピール。
 さらに全国金属機械港合同、全学連、高槻医療福祉労働組合、奈良市従業員労働組合の青年が次々と労働組合の拠点建設に向けた闘いを訴えた。とりわけ奈良市従の労働者は「被災地と一体で自治体職場での道州制攻撃が、2%賃金カット、清掃だけの特殊勤務手当全廃攻撃としてかけられている。一歩ひいたら根こそぎやられる。人間関係やカリスマ性だけでは団結にならない。絶対反対で闘おう」と力強く提起した。
 最後に、港合同の木下浩平さんが集会のまとめを行った。「情勢を見極める中で労働組合の方針が出てくる。闘いをもって対決すれば展望が切り開かれる。地域の中に団結の結集軸になる拠点を作ろう」
集会後、梅田の繁華街までデモ行進。「すべての原発今すぐ止めよう」「民営化反対!非正規職撤廃!」のコールが響き渡り、圧倒的な注目を集めた。
 3月決戦に向け、青年労働者の熱い闘いの火蓋が切られた。今こそ闘う労働組合の拠点を創りだし、新自由主義を打ち砕く「攻めの闘い」にうってでよう。(関西・S) 

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