静岡・三重・愛知の仲間が集い、NAZEN東海の結成かちとる
原発事故弾劾! 国・電力会社はすべての責任を取れ! 怒りに燃えて全国で「すべての原発いますぐなくそう!全国会議(NAZEN)」結成がかちとられているなか、2月26日、名古屋で東海3県の闘う仲間が集まり、浜岡原発廃炉・もんじゅ廃炉を掲げ、NAZEN東海の結成が宣言されました。
かけつけていただいたふくしま合同労組書記長の藤井千賀子さんの特別報告によって、3・11に郡山市で開催される福島県民大集会が、野田政権と東京電力による「収束宣言」と原発再稼働をうち破る決定的な闘いとしてうちぬかれようとしていることが鮮烈に提起されました。
福島の復興は原発廃絶をすべてに優先し、土台にしてしか成り立たないこと。原発再稼働を進めることは福島の被曝者の切り捨てと事故責任の隠蔽という悪辣な狙いがあることを暴きながら、農民、漁民、商工業者も含めすべての怒りを資本主義がつくり出した階級的な犯罪への怒りへと束ねる闘いが、労働組合を中軸にして力強く始まっていることが報告されました。「3・11福島県民大集会への結集をお願いします。怒りのデモですべての原発をぶっとばしていきましょう」という呼びかけに応えて、東海NAZENのすべての仲間が3・11に駆けつけ、ともに闘うことを決意しています。
NAZEN呼びかけ人である松井英介医師のメッセージとともに、「内部被曝の基礎知識」の上映によって、体内に取り込まれた放射性物質が一定の時間をかけて遺伝子などの細胞を破壊し、ガンだけでなく心臓病などさまざまな疾病をもたらすことが実証されつつあること、これまでの低線量内部被曝の基準は原発を推進するために政治的に影響を切り捨ててきたものであることも明らかにされ、あらためて資本家と国家が癒着した軍産共同体への怒りがつのりました。
地元東海から、「労働組合の力で浜岡原発を廃炉に」(静岡労組交流センター)、「芦浜・熊野・海山(みやま)を阻んできた三重県の反原発闘争」(とめよう戦争への道!百万人署名運動三重連絡会)、「中電本店闘争を継続して闘おう」(愛知労組交流センター)など、この間中部電力本店闘争にとりくんできた団体からの報告と提起に続いて、NAZENあいちの代表から、NAZEN東海の結成が宣言されました。
宣言されたNAZEN東海の行動方針(①中部電力への抗議・申入れ行動を軸に再稼働・新設阻止と廃炉に向けて行動します②福島の子供たち、親たちに寄り添いながら命と健康を守る診療所の募金運動を広げていきます③「すべての原発いますぐなくそう!1000万人全国署名」を職場、地域、大学で広げます④原発事故1周年弾劾、郡山市で開催される3・11福島県民大集会への参加を呼びかけます)は、参加者全員の拍手で確認されました。
東海各地に福島県教組、国労郡山工場支部の呼びかけを発信し、労働組合と地元住民が結束して闘えば核も原発もなくすことができる、その歴史的な大闘争の日として3・11の成功をともに全力で切り開きたいと思います。(愛知・K)
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