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青年の力で未来を奪い返そう!―JR労働者先頭に首都圏青年集会かちとる

s20120302a-1.jpg 「原発、外注化、非正規化は一体の問題。全国の力で3・11郡山集会を大成功させよう」――JRの青年労働者が全国の青年に向かって訴えた。
 2月26日に千葉で開かれた首都圏青年春闘集会は、JRの青年労働者が中心に座って外注化・非正規職化を撃つ集会としてかちとられた。動労千葉青年部と動労水戸の青年をはじめとする青年労働者ら210人が職場を超えて結集し、新自由主義を打ち倒す団結を圧倒的に固め、労働運動の新時代を切り開いた。
 集会では、動労千葉青年部2人と動労水戸の青年がJR外注化阻止の熱烈なアピールを発した。 

s20120302a-2.jpg まず動労千葉青年部が外注化、ライフサイクル、基地再編攻撃粉砕へ闘い続ける決意を表明。運転士登用差別事件の2・23最高裁反動判決を「30年闘ってきた人たちが踏みにじられた日だ。これで終わりだと思うなよ」と悔しさをにじませ弾劾した。そして拳を突き上げながら「未来をかちとるのはおれたちです。おれたちのこの手です。みんないっしょに闘っていきましょう」と沸々と闘志を燃やした。
 もう1人の青年部員は、JR資本の無責任さに憤り、職場で日々声を上げ闘っていると報告、「絶対に外注化をつぶす」と戦闘宣言を発した。
 「堂々と動労水戸と言えることに喜びを感じております」。はつらつと切り出したのは昨年、動労水戸に加入した青年だ。外注化に関する本社団交に参加した。「本社は本当に無責任。自分たちの未来がこんな人間に託されているなら自分たちは殺される」「反対して反対して反対しきって外注化を完全に阻止する」とあらためて固く決意し、「原発、外注化、非正規化の問題は一体だ。本当に全国で団結してやっていかなければ解決できない。3・11郡山集会を成功させよう」と真正面から訴えた。
 集会をひとつにしたのは、非正規職の医療労働者による新自由主義を批判しつく基調提起だ。「『すべてうそだった』のは原発安全神話だけじゃない。新自由主義のすべてがうそだった」。一言一言に新自由主義への腹の底からの怒りが込められた。「青年自らの力で団結と未来を奪い返そう」という渾身の訴えは、参加者の胸を打ち、非正規職撤廃の号砲となった。そして国労郡山工場の橋本光一さんのメッセージが、司会の福島出身の自治体労働者から涙ながらに紹介され、会場全体が3・11郡山と4・1外注化阻止を誓い合った。
 春闘報告では、司会の郵政非正規ユニオンの斉藤祐介委員長、郵政、NAZEN、交通、医療、福祉、民間、ちば合同労組、東京西部ユニオン青年部が、職場での地をはう実践と豊かな教訓を次々と語った。職場支配権奪還の闘いが、全産別で力強く前進している。強制配転攻撃に職場一丸となって立ち向かう郵政労働者は、「『この社会の中でイエスマンのままでいいのかということを体をはって示してやる』という仲間の思いとつながって闘う」と郵政民営化の破綻をすべて現場に押しつける郵政資本に怒りを爆発させた。
 連帯あいさつを全学連の斉藤郁真委員長と動労千葉外注化差し止め訴訟代理人弁護士の石田亮さんが行った。最後に民間の交通労働者が集会をまとめ、団結ガンバローで締めくくった。「3・11」と「4・1」への態勢は整った。12春闘を爆発させよう!(M) 

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