新自由主義の先兵=橋下打倒! 八尾北・西郡から新たな戦闘宣言
3月18日、八尾北医療センター労働組合と部落解放同盟全国連合会西郡支部の呼びかけに応えて、地元を始め全国から労働者と部落大衆、住民、学生など600人が大阪・八尾市西郡に結集し、「住宅追い出し・病院つぶしの更地化粉砕」「道州制・特区、改憲・労組破壊の橋下打倒」を掲げて総決起集会をかちとった。集会後、沿道の熱い注目のなか、労組旗と荊冠旗、のぼりを林立させ、村内を横断して近鉄八尾駅直近まで4キロのデモをやりぬいた。
集会の冒頭、基調報告に立った八尾北労組の藤木好枝委員長が「3・14岡邨洋さん家族への強制執行を粉砕した!」と高らかに報告すると、拍手と大歓声が起こった。
JR東日本の構内・駅業務外注化4・1実施を阻止した動労千葉の闘い、全国・全世界の反原発行動の先頭で1万6千人が決起した3・11郡山集会を引き継ぐ決定的勝利だ。大阪市長・橋下を最後の先兵とする新自由主義は打ち破られた! 勝利感が満ちあふれるなかで連帯のあいさつに移った。まず、動労千葉は川崎昌浩執行委員が1047名当該の中村仁さんとともに登壇。動労千葉を支援する会の山本弘行事務局長、全日建運輸連帯労組関西地区生コン支部の武谷新吾執行委員、全国金属機械港合同の木下浩平さんが発言した。続いて、被災地から仙台市職労の引地真理子さんと福島合同労組の市川潤子委員長がともに更地化と闘う決意を述べた。「星野さんを取りもどそう!全国再審連絡会議」の星野暁子さんが、獄中37年を不屈に闘う星野文昭さんのメッセージを代読。非正規労働者の団結の力を示す東京西部ユニオン鈴木コンクリート分会の吉本伸幸書記長、3・14強制執行と闘った婦人民主クラブ全国協議会の山本美知子さんが闘いを報告。この日、総会決議をもって決起した全国労組交流センターの入江史郎運営委員代表は、前日の港合同・大和田幸治事務局長の急逝を惜しんだ。4・19法大包囲闘争へ進撃する全学連の斎藤郁真委員長も決意を表明した。
ひときわ大きな拍手に迎えられて、強制執行を粉砕した当該の岡邨西郡支部長が特別報告を行い、支部1千名建設と一体で「部落解放闘争の新たな全国組織の結成に向けた戦闘宣言」を発した。八尾北命と健康を守る会は診療所つぶしは許さないと語り、カンパを訴えた。演壇に八尾北・西郡決戦の先頭で闘う14家族が勢ぞろいし、八尾市議の末光道正医療センター院長が全員を紹介。辻西幸子支部書記長、09年強制執行当該の森本政二さん、佃文弘支部青年部長を始め一人ひとりが発する、新自由主義、住宅追い出し、病院つぶし、更地化への怒り、絶対反対で闘い団結を拡大すれば勝利できるという確信は全参加者の胸を打った。
続いて、東京の全国連杉並支部・品川支部もそろって登壇。田中れい子杉並支部長は「この場に全国から部落のきょうだいが参加している」と報告、反原発と狭山闘争勝利へ闘うと表明。佐々木仙史品川支部書記長は「3・11、3・14、4・1JR外注化阻止がすべてを奪い返す道」と確信を語った。橋下の道州制・労組破壊と職場で闘う大阪市職の赤田由行さん、大阪市教組の沼田祐子さんも橋下打倒へ決意を述べた。最後に、佃青年部長の音頭で団結ガンバローを行い、デモに出発した。
総括集会では、3・25三里塚全国集会と4~6月闘争への総決起が呼びかけられた。そして、動労水戸の辻川慎一副委員長が「JR検修外注化絶対反対、原発反対、被曝労働反対のストライキに立つ」と宣言し、「共通の敵と闘い、この1年間で多数派になろう」と熱烈に訴えた。岡邨支部長がまとめと団結ガンバローを行った。(TK)
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