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動労西日本が12春闘第2波行動をストライキで闘う!

s20120320a.jpg 動労西日本は3月16日、12春闘ストライキを闘った。「12春闘勝利!大幅賃上げ獲得!」「契約社員制度撤廃!すべての非正規職をなくせ!山田副委員長の解雇撤回!」「外注化阻止!偽装請負を許すな!反合理化・運転保安確立!」「全ての原発を廃炉に!再稼働阻止!被曝労働を許すな!」を掲げ、3月16日早朝より、スト拠点であるJR五日市駅とJR広島支社前で街頭宣伝を行った。特にJR広島支社前では、契約社員制度撤廃・雇い止め解雇撤回を求めて争議中の山田和広副委員長が熱烈なアジテーションを行った。 

 そして16時から再びJR広島支社前で街頭宣伝を行う中、支社の敷地にある広島印刷事業所でストライキに突入した岡崎昭夫組合員がJR広島支社前に現れ、スト支援に駆けつけた地域の仲間と合流した。JR五日市駅においては、大江照己委員長が18時30分からストに突入し、駅頭においてスト突入集会を、氷雨の降る中、煮えたぎる怒りをもって30人でかちとった(写真)。山田副委員長の司会の下、大江委員長と岡崎組合員のスト突入宣言が高らかに発せられ、広島連帯ユニオン、広大生協労組、高陽第一診療所労組、広島県労組交流センター、郵政の仲間、岡山から駆けつけた仲間など地域の闘う仲間から連帯のアピールが寄せられた。
 今や国鉄分割・民営化から丸25年を迎えようとしている。しかし分割・民営化体制は「完成」とはほど遠い状況になっている。分割・民営化の行き着いた先は尼崎事故や羽越線事故、そして伯備線事故に見られるような安全の崩壊であり、業務の全面的な外注化と非正規化による労働者への果てしない攻撃だ。
 尼崎事故をめぐる裁判においてJR西日本の山崎前社長に対して「無罪」判決が下された。「稼ぐ」を経営方針に据えて労働者を徹底的に締め付け、追い詰めた結果が尼崎事故である。すべての責任はJR西日本と分割・民営化にあることは明白だ。
 国労は「4・9政治解決」以降、「労使関係の正常化」という名目の下で労働組合の原則を投げ捨て、闘争団まで切り捨てるところまで行き着いた。戦後、日本労働運動の中で何度も繰り返されてきたことが、1047名闘争をめぐって起きているのだ。この悪しき歴史の教訓を、われわれが突破できるのかどうかが問われている。国鉄分割・民営化の問題を曖昧にせず、国鉄闘争全国運動の壮大な発展をかちとらなければならない。
 東日本においては、動労千葉が検修・構内業務全面外注化の「4月1日実施」を阻止した。鉄道業務は本体と切り離して委託することなどできない。100%偽装請負でしか成り立たない違法行為そのものだ。こうした違法が成り立つのは、労働組合が率先協力してきたからに他ならない。全面外注化とは、労働者から職場を奪うと同時に出向に駆り立て、最終的には転籍=非正規職に突き落とす攻撃だ。全面外注化との闘いは、今の日本の労働運動と労働者の権利がかかった最大の課題だ。
 動労千葉の外注化阻止―労働者の非正規化を許さず全面外注化攻撃阻止に向けての闘いに続こう。4・21尼崎事故7周年弾劾現地闘争から、6・10国鉄闘争全国集会へ、全力で闘おう!(広島・U) 

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