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反戦被爆者の会会長・大槻泰生さんを偲ぶ会

s2011092101-a.jpg  9月18日、広島市東区民文化センターにおいて、8月19日に被爆の影響によるがんとの闘病の末に亡くなった反戦被爆者の会会長・大槻泰生さんを偲ぶ会が、遺族と広島、中四国各地の闘う労働者、学生をはじめ60人の参加で行われた。主催は反戦被爆者の会、被青同、東郵便局解放研、広島・星野文昭さんを救う会、婦人民主クラブ、広島県労組交流センターなどからなる実行委員会。司会は被青同の壹貫田康博さんが務め、反戦被爆者の会の下田禮子さんが開会の挨拶を行った。

 三里塚反対同盟の北原鉱治事務局長、動労千葉の田中康宏委員長、星野暁子さん、8・6―8・9統一実の三角忠事務局長、婦民全国協の丹治孝子代表など全国から寄せられた追悼の言葉が紹介され、被青同前委員長の中島健さんによる追悼文が読み上げられた。続いて1970年以来、8・6広島反戦反核闘争や部落解放闘争、三里塚闘争や動労千葉支援のたたかいを共にしてきた仲間たちが、故人の闘いや思い出を語った。被爆者解放の拠点として被爆医療に取り組む高陽第一診療所の仲間からは、大槻さんの原爆症との壮絶な闘いが報告された。広島・星野救う会の増上昭典共同代表は、共に代表を務めた大槻さんに星野同志奪還を誓った。革共同中四国委員会の代表は、最後の最後まで革共同とともにあり、同志として闘い続けた大槻さんの遺志を引き継ぎ、革命勝利まで闘い抜く決意を表明した。
 各発言をとおして、「人類と核は共存できない」ことを体現する生き証人としての、また被爆者解放を労働者自己解放の中に見いだし「アジア侵略、ヒロシマ・ナガサキをくり返すな!」と訴え続けた反戦被爆者の会の会長としての生き様、その壮絶な闘いの軌跡が、改めて浮き彫りになった。3年前の原爆ドーム前でのイラク反戦集会で、大槻さんが「広島で11月のような集会をやることが被爆者・二世・三世の任務だ」と訴える生前のビデオも上映された。今年の8・6ヒロシマの反原発世界大会の成功は、この大槻さんの訴えに応えるものとなった。
 最後に一家総出で参加した遺族を代表して、長女の昌子さんと長男の豊茂さんが登壇し、「父の偉大さを改めて実感しました。共にたたかいましょう!」と訴えた。全参加者が、今こそヒロシマとフクシマの怒りを結び、反原発・反失業の11・6労働者集会を成功させることを確認して終了した。(広島・M)
 

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