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中国・広東省で、土地の不正売買巡り農民5000人と武装警官が激突

s20110923a-1.jpg 9月22日、広東省陸富市東海鎮鳥坎村の村民が5000人が、村の共産党幹部による長年の村の土地の不正売買に怒りを爆発させ、村役場を取り囲んで抗議し、鎮圧に来た武装警官と対峙して徹底的に闘った。
 この村の先祖代々の土地は、以前から村の共産党幹部によって、村人の承認が一切ないまま、一方的に工業団地の用地として売られ続けてきた。しかもその売った土地の売上金がどこにいったのかも不明のままである。これを許せなくなった村人400人は、21日に工業団地に行って抗議した。この件で警察は、村民が工業団地の施設を破壊したとして、4人を逮捕した。 

s20110923a-2.jpg これは村人たちを激怒させた。翌日22日に、村人5000人は村の共産党委員会の建物を包囲し、徹底的に抗議した。「私たちは怖くない。ここは先祖代々の土地だ。ここで死ぬ」と村人たちは叫び、動員された武装警察とも徹底的に対決した。動員された警察車両は農民たちに突撃してきた。その過程で2人の子どもが殺されたという。罪のない子どもたちを虐殺されて怒った農民たちは、突入してくる警察車両とも立ち向かい、それを次々と破壊して闘った。
 中国では行政の幹部が資本家と癒着し、次々と農地や労働者の住宅を売り払い、強制収用をほしいままにしている。しかしこの中国スターリン主義の暴挙に対して、全国各地で多くの農民や労働者が真っ向から対決して闘っている。
 中国スターリン主義は、こうした強制収用をきっかけにした暴動の増大に恐怖し、強制収用を規制する法律を最近発布した。だが今や、中央の統制など効かない形で強制収用は各地で続き、闘いが激化している。1万人の労働者住民の決起が化学工場の操業を追いつめた8月14日の大連の闘いは、労働者や農民に「闘えば勝てる」展望を与え、不屈の労働者や農民の決起が生み出されているのだ。まさに中国の階級闘争は、天安門事件以来の大弾圧体制と徹底対決し、あらたな激動期に突入しつつある。
 中国の労働者・農民の闘いと団結を勝ち取っていくために、11月労働者集会の1万人結集と、10・9三里塚闘争の高揚をかちとろう!(G) 

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