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2・20首都圏学生企画のふくしま共同診療所杉井先生講演会が大成功

20140225a-1.jpg 2月20日、首都圏学生企画として行ったふくしま共同診療所の杉井吉彦先生をお招きしての講演会が大成功しました。続々と飛び入り参加もありました。
 講演会ではまず、福島第一原発事故とは何だったのか、原発とはそもそも地上におかれた原爆であることを明らかにした上で、子どもの甲状腺がんの問題についてお話されました。

 「いま問題になっている甲状腺がんの問題は、ほんの氷山の一角にすぎない。甲状腺がわかりやすかったのは、チェルノブイリで唯一、増えたとい20140225a-2.jpgうのをWHOが認めたから。なぜ認めたかというと、事故後に生まれた子どもとそれ以前とでものすごい差ができてしまったから。甲状腺以外でも白血病とか白内障とか、チェルノブイリで全部わかっている。肝心なのは、どの放射性物質がどれぐらいでたのか。日本ではまったく発表されてない。I131(ヨウ素)やセシウムやストロンチウムがどれだけ出たのか。わかるはずなのに総量を出さない。出さないのに『チェルノブイリより少ない』と言い続ける。それで安倍首相は『健康被害はこれまでもこれからも出ない』なんて言っている。こんなことは医者だったら絶対に言えない」
 さらには鈴木真一(福島県立医大)や清水修二(福島大学元副学長)、神谷研二(福島県立医大副学長、広島大原爆放射線医科学研究所長)ら御用学者による内部被曝の無視抹殺に対する怒りをはっきりさせ、ふくしま共同診療所がこうしたものと対決するためにつくられたこと、これと勝ち抜くためにあらためてふくしま共同診療所が決定的に重要であることがハッキリさせられました。
 また今も仮設住宅で暮らすことを余儀なくされている人たちにもふくしま共同診療所は呼びかけを行っていること、福島の新聞に載った「子どもを地獄に連れて行く気か」という投書を紹介し、安倍政権のやろうとしている原発再稼働と、そのためのオリンピックを怒りを込めて弾劾しました。
 また活発な質疑応答も行われ、参加者全員が3・11反原発福島行動への総決起とふくしま共同診療所の防衛・発展を決意しました。
 最後に文化連盟委員長の武田君から御用学者弾劾と処分撤回アピールが行われ、3月7日の処分撤回裁判と3・14法大弾圧8周年デモへの結集が呼びかけられました。(学生・N)

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