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NAZEN品川 ふくしま共同診療所報告会

20150131a-1.JPG NAZEN品川を先頭とする東京南部地区で闘う諸団体は、「ふくしま共同診療所報告会集会実行委員会」を結成し、「福島の子供の現状を知り共に考え・闘おう」の立場で、1月25日に「ふくしま共同診療所報告会」を杉井吉彦先生を招いて30人の結集で開催しました。

 報告会では、杉井先生からスライドやテレビ報道のビデオ等を駆使した熱のこもった報告を受けました。今の福島の現状、そして福島で何が起こっているのか、これから何をしなければならないのかについて、丁寧かつ怒りを呼び覚ます内容を予定時間を大幅に超えながらも熱い、熱い報告を受けました。とりわけ、NHKスペシャルで放送された「甲状腺検査の実状」を流しながらの報告では、杉井先生が画面に出ている福島医大のデタラメ・インチキな医師等に向かって何度も「怒りの突っ込み」を入れていました。
 会場では、杉井先生の怒りに呼応する形で怒りが噴出しましたが、一方で福島医大の山下俊一医師らのエコー検査の余りのデタラメなやり方に「失笑」も漏れたりしました。その時には、杉井先生から「ここは笑うとこではない。福島の人はみんな怒るとこです。」と言われましたが、改めて福島の人たちの怒りを共有しなければならないと参加者一同は強烈に感じた場面でもありました。報告の後には、会場から何点か質問があり、チェルノブイリと比較しても日本の対応がデタラメであり対策が遅れている事実が暴露されました。
 杉井先生の報告の前後には、福島の子供達への思いを替え歌で歌ってくれた仲間や「保養活動」の先頭で闘っている仲間などからの報告なされ、 今後、NAZEN品川を先頭とする東京南部で闘う仲間は、今後「①被災地・被曝の現実と訴えから学び・応え、共に避難・保養をすすめ健康増進を勝ちとっていく為に闘っていく。②福島の人達の怒りを共有し、地域・職場で周りの労働者・市民に訴え、怒り・行動を組織していく。③東京南部地域で生活している避難者の人と交流し共に闘っていく。④特に今回の闘いの中で、南部地域の労働組合に分け入り連帯を作り出し、原発再稼働攻撃を根底からひっくり返していく」ことを具体的闘争課題にして闘う決意を全体で確認しました。
 当日の集会に向けては、事前に何度かの打ち合わせを行い、過密スケジュールの過程で地域労組へのビラまき等も行いました。参加者一人一人が「被曝と日々対決し闘う福島の思い・怒りを自らのものとして、3・11反原発福島行動へ総結集しよう」と固く誓いあうことが出来たと思います。  東京南部 (OM)

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