宇都宮で反原発デモ、50人のデモに沿道から続々合流し、200人に!
6月11日は午前中の雨も上がり、絶好のデモ日和となった。14時から宇都宮市の中心街であるオリオン通りで街頭宣伝を開始。始めて参加するという男女と一緒にビラをまき、大勢でまくビラはあっというまになくなった。
15時から、若い女性労働者の司会で集会が始まった。はじめに、呼びかけ人を代表して金属労働者が発言。原発は国家的犯罪であり、ただちに全原発を止めるようにとの力強い訴えに拍手が湧いた。百万人署名運動からは、原発を推進しているのがJR東海の葛西であることを暴露し、国鉄分割・民営化反対の闘いと原発反対の闘いが一体であることが訴えられた。
地域の合同労組からは、「原発は通常の運転の時でさえも被曝労働を強制するものであり、ガンや白血病で労働者を殺していくことで成り立っている。原発には労働者の立場から絶対に反対だ」という主張がされた。それを聞いた青年労働者が拍手し、「自分も労働者として、原発問題は絶対におかしいと思っている」と賛同の発言がなされた。
横断幕を先頭にした4列のデモの先頭に小さな子供が立った。デモ指揮は、青年労働者だ。「原発いらない、ただちにとめよう」のコールに商店街のみんなが大注目。 「誰でも入れるデモです。一緒にデモやりましょう」の訴えにドンドン人が合流し、デモ出発時点で50人だった隊列が約4倍の200人近くにふくれあがった。
大交差点の所で、お母さんが1人駆け寄ってきて、「デモコールに子どもを守れも入れて!」とリクエストがあり、「子どもを守れ」のデモコールを追加したところ、ものすごい唱和がおきて、子どもを持つ親たちの怒りが爆発した。東京電力の栃木支店の前に来ると、「責任とれ」「東電は原発やめろ」「ふざけるな」と絶叫の嵐になった。それを見た沿道の人たちがさらにデモに合流する、すごい事態になった。脇にいた自民党による野菜販売をデモの迫力が圧倒した。自民党青年部は口を開けてなすすべもない。
JRや自治体の青年労働者が、「栃木県でこんなに集まるなんて初めてだ。ビックリした」と感動と興奮で、その後の反省会で感想と意見を出し合った。労働者の団結で原発を止めることが今こそ求められているという確認がされ、今後とも宇都宮の地で闘いを継続・発展させていくことを誓いました。(栃木・M)
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