12・3「もんじゅ」全国闘争に1300人結集!
原発の再稼働阻止の攻防が正念場を迎えている。この中で、12・10さよなら原発日比谷野音集会に先立って、福井県敦賀市で行われた「もんじゅを廃炉へ!全国集会」が1300人結集で闘われた。NAZENと共に、原発再稼働阻止、もんじゅを廃炉へ巨万の闘いを作り出そう。
12月3日の「もんじゅを廃炉へ!全国集会」は、1300人の結集で大成功を勝ち取った。野田政権が大飯原発3、4号機などのストレステストを強行し、行政刷新会議では「もんじゅ」の運営管理関係維持費216億円を何ら変更していない。原発の再稼働と高速増殖炉「もんじゅ」をなにがなんでも残そうとしている。この中で西の原発銀座の若狭から反原発の怒りの火柱があがった。労働者が旗や幟を乱立させて結集し青年労働者が大挙参加している。また、11月20日に結成集会を勝ち取ったNAZEN北陸を軸とした労組交流センターの仲間と全学連の仲間は「もんじゅ」現地集会、市内の屋内集会からデモ行進と一日の闘いを最先頭で牽引した。
北陸、関西、中四国、東海、東京のNAZENと全学連の仲間は、本集会の前に「もんじゅ」を見渡すことのできる福井県敦賀市の白木海岸に登場し、独自の前段集会を開催した。NAZEN事務局の行動提起とシュプレヒコールは全体を高揚させた。
本集会は白木海岸で行われ、簡単な提起の後「もんじゅ」に向けてシュプレヒコールを叩きつけてデモ行進に移り「もんじゅ」の門前で抗議集会を行った。「もんじゅ」に詰めかける1300人の労働者は圧巻だ!広場になっている門前を完全に埋め尽くし怒りが渦巻いている。抗議文を受け取る日本原子力研究開発機構もまったく何も為すすべもない。ここでもNAZENの部隊は全体を牽引し参加者全体に勢いを与えた。
午後からは、敦賀市内のプラザ万象の大ホールに場所を移して屋内集会が行われた。NAZEN北陸は、屋内集会に集まる労働者にビラをわたし反原発署名を訴えた。参加者は次々にビラを受け取り、最終的には1000枚すべてがなくなった。署名も短時間ながらもどんどん集まり88筆も集まった。屋内集会が始まれば、会場立錐の余地なく人であふれかえった。前福島県知事の佐藤栄佐久さん、元もんじゅ訴訟弁護団の海渡雄一さん、元京都大学原子炉実験所の小林圭二さんの3本の講演が行われた。とりわけ、小林さんは「東電の中間報告書はいまだに想定外と言っている」と弾劾し、「地震の空白地域である若狭湾が一番警戒すべき」と、また核兵器用のプルトニウムを生産する「もんじゅ」の根本目的を暴き「もんじゅ」の危険性を訴えた。講演会の熱気をそのままに敦賀駅までの市内デモへ。市内デモに飛び出したNAZEN北陸を中心とした部隊は敦賀市内を席巻した。(北陸・学生 N)
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