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7・10東京集会に450人、新たな反戦反核・反原発闘争の開始誓う

s20110713a-1.jpg 福島原発事故と日本の核武装を問う7・10反戦反核東京集会が7月10日、東京なかのゼロ小ホールで開催された。450人が結集し、8・6ヒロシマ―8・9ナガサキへ向かって新たな反戦反核・反原発闘争を築いていく画期的な集会としてかちとられた。主催は8・6広島―8・9長崎反戦反核闘争全国統一実行委員会。
 集会は斎藤郁真・法政大学文化連盟委員長の司会で始まった。反原発・反失業吉祥寺デモを日中にうちぬいた青年たちが、デモコールを唱和しながら壇上にずらりと並びその報告を行った。 

s20110713a-2.jpg 主催者の憲法と人権の日弁連をめざす会代表・高山俊吉弁護士が「怒りを持ち、責任を追及し、自分自身の問題として捉える戦闘のための集会としてかちとろう」と開会あいさつ。「こうして原発は導入された」と題したDVD上映の後、核問題研究情報センター代表の吉田義久さんからビデオメッセージが紹介された。
 基調提起は実行委員会事務局長の三角忠さんが行った。三角さんは冒頭、「私たちは結成以来約15年、ヒロシマ、ナガサキを中心に闘ってきた。3・11を契機に、新たに『フクシマ』を加えて闘っていきたい」と新たな決意を表明し、原発と核燃料サイクルの問題、日帝の核武装、被曝労働の問題などを、原子力の平和利用論にからめとられてきた既成の原水爆禁止運動の限界性を突破するものとして全面的に展開した。そして、この間の反原発デモの高揚を「原発をなくさなければ生きてはいけないという決起」ととらえ、「にんげんをかえせ、フクシマを返せ」を貫くものとして8・6―8・9を闘おうと、力強く締めくくった。
 特別報告として青森反戦反核学習会実行委員会の中道雅史さん、三里塚空港反対同盟の萩原進事務局次長が発言した。青森は原発施設の密集地帯だ。中道さんは「大間原発、中間貯蔵施設を止めれば六ヶ所再処理工場は止まる。核燃サイクルを止めれば日本中の原発を止められる。核武装も止められる」と確信を持って語った。萩原さんは、原発事故が襲いかかろうともフクシマの農民と心を一つにして三里塚の農地にとどまり土地を守り抜いていくとの覚悟を表明し、「農民の団結した大きな組織をつくる。動労千葉を先頭とした労働者と大合流していく」と農民が生き抜く展望を示した。
 各地の報告を、福島からは百万人署名運動福島県推進委員会の長澤宏さん、広島からは反戦被曝者の会の中島健さん、いわきからは動労水戸の小野裕道さんが行った。長澤さんは6・19フクシマ大行動の感動を語り、中島さんは「ヒロシマをタハリール広場にしよう」と訴え、小野さんは「労働組合として原発を止めると発信していく。いわきは原発労働者が多い。彼らとともに声を上げていきたい」といわき集会への結集を呼びかけた。
 最後に「すべての原発の即時停止・廃炉を求める全国連絡会」結成を鈴木達夫弁護士が呼びかけ、ス労自主委員長の入江史郎さんが「原発を止めて日本の核武装を止める。核による支配・分断を終わりにする。8・6ヒロシマへ大結集しよう」と集会をまとめた。(KZ) 

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