右翼も猛暑もぶっとばし、反原発・反失業の吉祥寺デモ第2弾!
7月10日、反原発・反失業の吉祥寺デモ第2弾が、東京・吉祥寺の繁華街で梅雨明けの猛暑を突き意気高く打ち抜かれた。主催は労組交流センター青年部準備委員会。青年労働者を先頭に350人が結集、太鼓隊のリズムに合わせた解放感あふれるデモは、街ゆく人びとの圧倒的な共感と注目を集めた。
デモに先立ち青年・学生が次々とアピール。主催者あいさつに立った青年労働者は「あらゆる資本の支配を覆す職場からの闘いを全国でまきおこし、原発を止め、社会を変えよう。国鉄闘争の終結を許さず、闘う労働組合をよみがえらせよう!」と確信をもって訴えた。
元原発労働者は「原発で働いてきたからこそ反原発を大きな声で掲げたい。私が働いていたとき、安全教育をやるはずなのに、それをやらずに原発で仕事をしていた。やつらは安全よりも金が一番大事だ。それが今も昔も変わっていない。職場、地域で闘う仲間をつくっていくデモにしよう」と呼びかけた。東京西部ユニオン青年部は郵政の非正規職解雇撤回の闘いを報告し、青年労働者は闘えば勝てることを示そうと。織田陽介全学連委員長は、大学での節電キャンペーンで学生の教育環境を破壊することを弾劾し「すべての責任は国と東電にある。あいつらが全部、電力を保証しろ。大学では自然発生的に反原発デモや集会がどんどん始まっている。これを引き継ぎ今日を闘おう」と訴えた。この間、反原発デモの先頭に立って闘ってきた青年は「高校生が一人で反原発署名を50筆集めてきた。そういう大事な仲間がデモで一つに集まってきていることが希望だ」と発言した。
午後2時。いよいよデモに出発だ。この日は、夕方から同じ場所で右翼・田母神らによる「菅打倒」を掲げた排外主義を扇動するデモが控えている。だが菅政権を打倒し社会を変革していく力は、彼らファシストではなく団結した労働者階級の中にこそある。「がんばろう日本」「挙国一致」を叫びあくまで原発にしがみつく資本家階級と菅政権を「右」から支え労働者階級の闘いに襲いかかる田母神らの反動をふきとばして、反原発吉祥寺デモは労働組合と労働者人民の団結力を力強く示した。
「原発いらない!」「ノー・モア・フクシマ!」「下請け・派遣に被曝させるな!」「海を返せ! 畑を返せ! 故郷を返せ! にんげんを返せ! 未来を返せ!」「玄海原発はもう限界!」「解雇撤回!」。青年労働者・学生のコールのもと、デモは炎天下をものともしないで怒りを爆発させた。沿道は笑顔、笑顔、笑顔! ガッツポーズで応える人、親子で声援を送る人、店の中から手を振る人……。街頭も一緒になって怒りを解き放った。
今回、多くの人が職場、地域の仲間を組織してデモに結集した。反原発闘争のうねりは社会の隅々にまで根付こうとしている。このうねりを8・6広島―8・9長崎へつなげよう!(KZ)
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