福島県教組と動労千葉を迎えて10・7みやぎ集会が大成功!
「500名の在校生が240校に分散して避難。支部組合員260名は兼務辞令で150校に分散勤務。家族はバラバラにされた」「一時帰宅して思うのは、福島は今も災害の真っただ中にあるということ」――10月7日、仙台市のエルパーク仙台で開催された「すべての原発いますぐなくそう! みやぎ集会」で、福島県教組双葉支部の仲間が渾身の現地報告をされました。
次々に語られる福島の現実に、90名の集会参加者は、息をのみながら聞き入りました。
「みんな次の日には帰れると思って毛布だけを持って避難しました。車のラジオから流れた1号機水素爆発の情報。もう長く帰れないことを知った」「毎日、郡山からいわきまで片道2時間の通勤。100キロ以上の遠距離通勤の仲間もいます」「7月に防護服を着て一時帰宅。草ボーボーの我が家と、誰もいない街。福島の災害は今も進行中です」「県教委は今年度の教員採用試験を行わなかった。講師には雇い止めの予兆が出ています」
最後に、バラバラにされた双葉支部の組合員が集まり、皆で『赤い屋根の上』を合唱したことが紹介されました。「赤い屋根の家をたてたい。そこで暮らしたいの……」テープから流れる組合員の歌声に会場は涙しました。そして、「宮城と福島、同じ被災地としてこれからもがんばっていきたい!」との訴えに、会場は割れんばかりの拍手に包まれました。
鳴り止まない拍手の中、動労千葉の田中康宏委員長が登壇。冒頭、「今度こそは絶対に福島を孤立させない。絶対に負けない!」と決意表明。「JRは常磐線の広野駅までの延長運転を計画している。警戒区域に放置された車両を除染もしないで勝田車両センターに運ぶと言っている。何のために列車を走らせるのか? 列車が走っているのだからもう大丈夫だというキャンペーンで福島の闘いを孤立させるためだ」と弾劾し、「動労水戸とともにストライキで闘う」と宣言! そして「国鉄分割・民営化から労働者の未来が奪われてきた。国鉄労働者の責任をかけて職場から闘う。11・6労働者集会に大結集を!」と訴え、会場は再びの拍手に包まれました。
宮城県内からは、みやぎ連帯ユニオン東北せっけん分会の成田勝副分会長が呼びかけ人を代表して11・6労働者集会への大結集を訴え、津波被災の中で奮闘する仙台市教職員組合の仲間、組合つぶしと闘う仙台市職労の仲間、震災解雇と闘うみやぎ連帯ユニオンのタクシー労働者が発言に立ち、最後にNAZENみやぎ結成に向けたアピールが発せられました。
福島の怒りと職場から結びつき、被災現地から11・6大結集へ!その号砲が高らかに発せられました。(東日本大震災現地救援対策本部・T)
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