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西川社長と一体化したJP労組大会弾劾! 怒りの包囲デモ貫徹!

 6月17日から仙台市で始まったJP労組第2回定期全国大会は、JP労組中央が「経営との一体化」を宣言するなど完全な階級移行を歴史に刻印する大会となった。全国労組交流センター全逓労働者部会を先頭に50人を超える全逓労働者、地元仙台と東北地方の労働者、東北大学の学生などが早朝から会場前に登場し、JP労組中央を弾劾する情宣と会場を包囲するデモを行った。集まってくる代議員・傍聴者にビラを手渡し、全逓労働者を始め労働者・学生がマイクを握って訴えた。


 「労組の委員長が会社の顧問になるとは、一線を越えた裏切りだ。絶対に許せない!」「中央本部は『同業他社との競争』をあおっているが、大間違いだ。ヤマト運輸の労働者も佐川急便の労働者も同じ労働者。団結する仲間です!」
 午前10時から会場を包囲するデモを行った。「山口委員長は即刻辞任しろ!」「本部原案は否決だ」「民営郵政ぶっつぶせ!」のシュプレヒコールは現場の声だ。正午から会場前で再度アジテーションと署名活動を展開した。5月31日付で日本郵便輸送中野営業所を解雇された青年労働者K君がマイクを握り訴えた。「JP労組東京輸送支部幹部および中野分会長の裏切りで大量解雇された。絶対に許せない」。昼休憩で出てきた大勢の代議員・傍聴者が注目して聴いている。
 前日の16日には仙台市内で「6・16労学総決起集会」が60人を超える結集で行われた。大会闘争に結集した全逓労働者を始め、仙台・東北から多くの労働組合や学生が参加し大成功した。
 今回の大会はJP労組中央の組合支配の破綻を示している。山口義和委員長は、当日の地元紙のインタビューで、西川善文社長の続投について「大歓迎だ。日頃から西川社長との信頼関係は出来上がっている」「経営方針は西川社長と一致する」と強調し、会社と一体であることを公言した。今回の大会で中央本部は、JPEX子会社化をテコとする大合理化と労働強化、「賃金3割カット」を軸とする「成果主義賃金」への移行などの反労働者的方針を率先して受け入れることを宣言した。会社とひとつになって郵政民営化を進めていくということだ。山口委員長の日本郵政顧問と郵便局会社監査役への就任も予定されている。JP労組中央は労働者の敵そのものである。闘う全逓労働者はあらためて郵政民営化絶対反対で闘うことを宣言し、動労千葉派が組合の主流派となることを誓う。(KM)

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