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JP労組大会 〝春闘妥結を撤回しろ!〟 全逓部会が訴え

20180621c-1.JPG 6月13、14日、香川県高松市でJP労組第11回全国大会が開かれました。全国労働組合交流センター全逓部会は香川、愛媛、徳島、岡山の交流センターの仲間とともに大会闘争を打ちぬきました。
 会場は10日前の星野集会と同じサンポートホール高松。私たちはその大成功の興奮をそのまま持ち込み、代議員、傍聴の組合員に熱い呼びかけを行いました。東北の仲間がマイクで会場全体に届く訴えをし、用意したビラと『前進』はすべて配布しきりました。「改憲・戦争反対」「本部方針否決、春闘妥結撤回」の私たちの訴えは、多くの組合員に届いたと思います。

 史上初の米朝首脳会談が6月12日に行われましたが、新たな戦争への危機を深めるものでした。安倍は政治生命をかけて、改憲・戦争に向かっています。
 この緊迫した情勢のもとで開かれた大会ですが、議案書は改憲問題や戦争問題、原発問題にはほとんど触れず、すべて賛成・推進の立場です。今春闘の妥結の中身は正社員の手当、休みを取り上げ、非正規社員の手当、休みを少し増やしただけです。「正社員の非正規職化」そのものです。他産別の仲間やマスコミから「郵政ショック」と言われ、「安倍の同一労働同一賃金の先取りだ」と批判を浴びています。
 昼休み集会では、全国の仲間が呼びかけました。
 非正規職の青年は「私たちは『正社員の手当を下げ、非正規職の手当を増やせ』などと要求したことはない。正社員の賃金、手当も上げるべきだ」と訴えました。別の青年は「人員不足で服務線表にない勤務を強制される」と怒りの声を上げました。正社員の仲間は「今のJP労組を見ていると、戦前、労働組合が解散させられ、逓信報国会ー逓信報国団に変わった歴史をたどっている気がする」と弾劾しました。動労西日本は「郵政の仲間もストライキで闘おう」と呼びかけました。最後は、全逓部会代表で東京の岩本正治さんが「全国の郵政労働者が、改憲・戦争阻止!大行進の中心で頑張ろう」と発言し、シュプレヒコールで大会闘争を終えました。
 朝の宣伝をずっと聞いていた東北の仲間と親しくなり、また会館警備の労働者は「どんな内容のビラをまいているのですか?」と近寄って来て、最新の『前進』星野闘争報道号を渡すと、「ここの大ホールじゃないですか?」と驚いていました。いい出会いもあり充実した大会闘争でした。
 大会1号議案は、投票総数481、賛成387、反対92、棄権2の票数で承認されましたが、反対票は一昨年の35、昨年の55から大幅に増え、現場労働者の怒りが突き出されました。(愛媛労組交流センター全逓部会・日野亮)
写真全逓部会と地元中四国の労組交流センターの仲間は「本部方針は否決だ!」「改憲・戦争を阻止しよう!」とシュプレヒコール(6月13日 香川県高松市)

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