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上海の電器工場で1000人のストライキ

1.jpg 11月29日から、上海の金橋開発区にあるシンガポール系の家電企業であるHi-P社の工場で、労働者1000人がストライキに決起し、今も闘争が続いている。この工場の移転に伴う大リストラが強行されようとしており、首を切られる労働者への補償も無いことへの怒りが爆発したのだ。この工場では連日、規定を超えた作業が行われ、ある時には一日18~19時間もの作業が行われていという。それでありながら今度は、一夜にして路頭に迷わせようというのだ。
 労働者たちは「私達は見解を求める。私達は真理を求める。Hi-P社の道理はどこにあるのか! 政府の信用はどこにあるのか!」という横断幕を掲げてストライキを闘っている。 

 労働者は警察と激しく激突し、警察は工場の周辺の道路を封鎖し、10名を超える逮捕者が出た上、多くの女性労働者が負傷する事態となった。しかし労働者達は、今も闘いを継続している。
 欧州経済危機、米帝経済危機は中国経済を直撃している。そして今、中国バブルが崩壊していく中で、外資系企業には中国市場からの撤退の動きも始まっている。今回のHi-P社の工場移転と大合理化は、こうした世界経済の破局と中国経済の崩壊の中で起きているのである。そしてこうした資本主義とスターリン主義の末期的危機の中で、中国で労働者の闘いが荒々しく闘われているのである。
 12月2日には、蘭州と西安で暴動的事態も発生している。蘭州では、蘭州軍区の軍人が街の露蘭州1.jpg天商を殴打したことに怒り、民衆が軍用車両徹底的に破壊している(写真左)。西安では、土砂を運搬する車が母娘をひき、娘が死亡したが、駆けつけた警察が事故にあった2人への救援を怠った。それに抗議して数千人の暴動的事態となり、警察車両2台が破壊されている。中国の労働者や農民のスターリン主義支配への怒りは、今や臨界点に達しているのである。
 中国経済の歴史的な崩壊の中で、スターリン主義支配体制と真っ向から対決して決起を開始している中国の労働者との団結をかちとろう! 国鉄闘争、非正規職撤廃闘争を闘いぬき、反原発闘争を爆発させ、職場に全産別に組織をつくり、その力で階級的連帯をかちとっていこう!(G) 

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