6・11青年を中心に2万人の反原発デモが新宿の街を埋め尽くした!
6月11日、反原発100万人デモが全国一斉で開催された。原発廃止を刻印する歴史的な闘いとなった。東京都内では新宿、芝公園など3カ所で大規模なデモが闘いとられ、最終的には新宿駅アルタ前に大合流した。
新宿では、青年を中心に2万人のデモが繁華街を埋め尽くした。
午後2時に新宿中央公園に続々と参加者が結集。午後3時にはサウンドカーや鳴り物を先頭にしたデモが出発。警察権力はこの日も数梯団にデモ隊を分断する暴挙に出た。だがみるみるうちにデモ隊がふくれあがり、一つの梯団で約1500人にまで増える隊列がいくつもでき、新宿の街を反原発で席巻した。
沿道も車道も文字通り一体となった原発反対のデモになった。はりさけんばかりの怒りと熱気が新宿の街中を包み込んだのだ。
労組交流センター青年部準備委員会を先頭にしたデモ隊列も大迫力の圧倒的なデモだった。「原発いらない!」「フクシマ返せ!」「電気は足りてるぞ!」「ふるさと返せ!」「闘う組合よみがえらせよう!」。およそ3時間のデモだったが、太鼓のリズムとコールが休むことなく鳴り響いた。飛び入りの青年の何人もが初めてマイクを握って元気よく飛び跳ねながらコールした。
「自分も何かの役に立ちたい」と沿道から労働者がペットボトルの水を3ケースもデモ隊に差し入れてくれる場面もあった。
デモ到着地点の新宿アルタ前は反原発の人々で埋め尽くされ、騒然としていた。必死で規制しようとする権力を、集会を貫徹しようとする労働者人民が圧倒した。
この日、新宿では反原発の解放区となる巨大な闘いが打ち抜かれた。(KZ)
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