長崎大学に山下俊一副学長解任を申し入れ
被曝68周年の8・9長崎闘争は、長崎大学弾劾行動から始まった。8・6広島-8・9長崎反戦反核闘争全国実行委員会の呼びかけで8日正午、長崎大学正門前で山下俊一と長崎大学を弾劾する街頭宣伝、署名活動が始まった。「福島の子どもたちの被ばくを推進する山下俊一副学長徹底弾劾!」の横断幕が広げられ、広島大学、岡山大学、京都大学の旗も掲げられた。地元のNAZENナガサキ、NAZEN福岡を始め全国から参加した労働者、市民、学生など25人が参加した。
全国統一実行委の三角忠事務局長が3・11原発事故直後、長崎大学医学部から福島に派遣された山下俊一教授と高村昇教授の罪状をあげて弾劾。福島から駆けつけた椎名千恵子さんも「私は福島から山下さんを追いかけて糾弾しに来ました! 山下副学長は福島で何をやってきたのか! 100ミリシーベルトは安全と言って子どもたちの命、福島の市民の命を顧みないデタラメな発言をした人です。しかし現実は子どもたちにガンが広がっています。長崎大学で若い学生に命を抹殺する学問をすることなど断じて許せません」
学生たちも次々にマイクでアピール。長崎出身の京大生は「福島の怒りによって逃げ帰った御用学者・山下は今すぐやめろと申し入れる。地元出身として断固弾劾する」と宣言した。
NAZEN福岡の女性は「長崎大学のみなさん。原発が爆発して福島の人たちは大変な暮らしをしています。長崎の皆さんだったら福島の無念さ、悔しさをわかってもらえると思います。あす『フクシマの怒りとともに被ばく68周年長崎集会』を開きます。ぜひ参加してください」と呼びかけた。
正門前で宣伝活動を続けながら、代表団が大学当局を呼び出して「山下俊一教授の解任および高村昇教授の福島派遣中止・解任を求める申し入れ」を行った。(M)
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