仙台で500人デモ、「こんな社会変えよう!」の怒り爆発
6・11全国100万人デモの一環として、仙台でも反原発デモを闘った。遠くは鹿児島、熊本、京都から、そして東北各地から500人がデモに集まった。1千万人署名も150筆をこえて集まり、「コピーして職場の人にも書いてもらうから」と署名の列ができた。
6月11日は、3・11大震災から3カ月。被災現地は何も変わっていない。復興攻撃の中で起きていることは、大量クビ切りと、この期に及んでも原発政策は維持するということだ。「こんな社会は変えなければならない!」――その怒りが爆発した。
2歳になる子どもを連れて参加した女性は「政府はもうやめるべき。何もしなくていい。政府がやらないほうが復興は進む。こんな政府は終わらせて、私たちの政府を打ち立てなければならない」と訴えた。友人が福島に住んでいるという青年は、「6・19フクシマに行きます」と参加表明。中東の衛星テレビ局アルジャジーラからも取材がきた。
集会後、デモはドンドン膨れ上がり、ついに500人をこえた。「原発なくせ!」「政府・東電! 責任とれ!」「東北電力! 女川とめろ!」「未来を返せ!」のコールが繁華街にこだました。
デモ後の集会では、東北大学学生自治会の石田真弓委員長も発言し、「大学こそ原発を推進してきた。何が学問の自由なのか。その一方で、原発反対・戦争反対を訴える学生を弾圧している。これが大学のやることなのか。今日は1年生も参加している。腐った御用学者を追放するのはわれわれの役目だ。大学から反原発の声を上げていく」と訴えた。
この日は前段として、東北大学学生自治会の呼びかけのもと、東北大学片平キャンパス本部前で集会、デモを打ち抜いた。
次は、6・19フクシマ大行動だ! 政府・東電の原子力災害現地対策本部のある県庁に向かって、1万人のデモを爆発させよう!(仙台・S)
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