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子どもを被曝させるな!原発作業員を守れ!東電埼玉支社へ250人のデモ

s20110613c.jpg 100万人アクションの一環として、一般合同労組さいたまユニオンや婦人民主クラブ全国協議会埼玉支部などが呼びかけた反原発デモが6月11日、さいたま市内で闘われた。さいたま新都心駅近くの公園から東電埼玉支社を通ってのデモは250人の参加となった。デモ前の集会では、2時46分に合わせて参加者で黙とう。「子どもを被曝させるな」「放射線量を測定し公表しろ」「原発作業員を守れ」「すべての原発の即時廃止」の4つの横断幕が前に掲げられている。 

 参加者のリレートークでは次々と手が上がり、発言が続いた。二本松市に子を持つ姉妹がいるという女性は、「子どもたちを被曝させている現実が許せない」。県内各地から来た人が次々と「地元でやりたかった」「毎月11日前後にデモができないか」などの訴えが続く。この時点で参加者は70人。だが次々と公園に人が入ってくる。近所に住む人が「生まれて初めてのデモ。さいたまアリーナで10日間双葉町の人たちをボランティアしたが、避難生活がいかに過酷か判った」、南相馬出身の女性は「警戒区域で実家に戻れない。国内に先進国と第三世界の溝があるのに、ひとつになろうなって、おかしい」、さいたま市内の男性は「都内のデモに行くつもりだったが、こっちに来た。家族で大変な議論になったが、息子とつれあいを疎開させた。子どもや家族を守るために、非国民と言われようとやれる限りのことをやる」――怒りに満ちたアピールが続く。本当に皆、怒っている。闘いを強烈に欲している。
 デモに出て、東電埼玉支社前にさしかかる頃には200人を超え、最終的にはデモは250人まで膨れ上がった。ネットの実況中継を見てデモ隊に追いついてきた人、東電埼玉支社のむかいにあるイオン前の群衆から飛び入りした人、そして沿道の高層マンションのベランダからは鈴なりの見物。住宅地の中のデモは、大きな反響をもたらした。出発地の公園に戻り、この日を出発点に闘い続けることを確認し、多くの参加者が新宿アルタに向かった。埼玉からもついに巨大な反原発・反失業の大衆運動が始まった。(さいたま市、T) 

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