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玄海原発を廃炉に! 7・8佐賀県説明会に弾劾行動

s20110710b-1.jpg 7月8日、合同労組レイバーユニオン福岡と百万人署名運動福岡県連絡会を先頭に、九州各県や広島から結集した反原発活動家50人が、佐賀県多久市中央公民館で開催された佐賀県主催の県民説明会弾劾行動に決起しました。佐賀県の玄海原発7月再開は、九電の「やらせメール」と政府の「ストレステスト実施」表明もあって「先送り」されましたが、これは、6・11反原発総行動や6・28九電株主総会包囲闘争の高揚に示される反原発闘争の全国的、全世界的高揚がつくりだした重大な勝利です。この勝利を受け、この日の説明会は、安全を無視して玄海原発再開の強行をはかろうとした国と九電、古川県政を徹底弾劾し、「再開策動を最後的に断念させよう!」「玄海原発を廃炉に!」と呼びかける追撃の闘いになりました。 

s20110710b-2.jpg 会場入口前の小さな広場は、原発反対派の解放区のようでした。「博多にわか」の衣装を付けた「ええじゃないか」踊りや、代わる代わるマイクを握った訴えが行われました。かけつけた参加者には様々なビラが手渡され、「妻が玄海町出身なので心配」と語る青年は、「玄海町でも説明会ひとつやっていない。それを再開というのはあまりにも異様だ」と語ってくれました。
 合同労組レイバーユニオン福岡は、「玄海原発7月再開策動を粉砕した力で、すべての原発を止めよう!」と呼びかけ、この日の闘いの中心で奮闘しました。また広島から駆けつけた仲間は、参加者から8・6署名を次々と集め、8・9長崎反原発・反戦反核集会へのチラシも大量に配布されました。
 会場では、経産省原子力安全・保安院担当者との質疑で、「国の安全対策は信用できない」「原発事故が収束していないのに何が安全だ」「被災地の気持ちをくんでいるのか」「放射能は垂れ流し状態。人の命、健康よりもお金が大事なのか」と厳しい意見や質問が飛び出し、国と九電への不信が次々とたたきつけられました。あらかじめ組織されていた賛成派から「こんな安全なものはない」というヤラセ意見が出るや、会場からは「ふざけるな!」「茶番だ!」「きょうもヤラセか!」と怒号が飛び交う有様でした。最後に発言した古川県知事は、許し難いことに最後まで「再開断念」を表明しようとはしませんでした。
 その後、ビラまき隊は、佐賀市の「住民がつくる玄海原発説明会」に合流しました。政府は「ストレステストは玄海で先行実施する」と明言しています。また古川知事は「安全はクリアされていると今も思う」などと説明会後の感想を述べています。玄海原発再開をめぐる闘いは、新たな決戦段階に突入しました。7月再開策動粉砕の勝利をかみしめ、7・11佐賀県庁包囲・勝利集会から玄海原発再開策動粉砕・全原発の廃炉へ。8・6広島-8・9長崎反原発・反戦闘争の大高揚へ突き進もう。(福岡・H) 

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