佐世保でオスプレイ配備と原発再稼働を許さない緊急集会・デモ
7月21日、佐世保で、23日に予定されているオスプレイの岩国基地への搬入、さらに沖縄への配備に反対して「脱基地! 脱原発! オスプレイ配備と原発再稼働を許さない長崎県集会」が開催されました。主催は長崎県平和運動センター。正確な数の発表はありませんでしたが、数百人の労働者が集まり、原発再稼働に反対するとともに、オスプレイの配備に反対して佐世保市内をデモ行進しました。
日本政府は、7月2日に大飯原発を再稼働させ、もう一方でオスプレイの配備を強行しようとしています。さらに消費増税や改憲攻撃への踏み込み、ダウンロード規制法制定など、湧き上がる数十万数百万の原発再稼働への怒り、野田政権への弾劾の叫びを踏みにじって、労働者の職場と生活を徹底的に破壊し、労働組合を解体し、階級闘争を圧殺して、はては戦争、核戦争への道を敷こうとしています。外注化と非正規化の攻撃は、その核心をなすものです。
今回のオスプレイ配備は、米中対峙・対決の中で、中国スターリン主義を封じこめようとする米帝の戦争政策そのものであり、日帝をこの戦争政策に徹底的に動員しようとするものです。この米帝の政策の展開の中で日帝は、オスプレイ配備を容認し、そのために何よりも沖縄の労働運動解体攻撃を徹底的に強めようとしています。さらにオスプレイは、2006年から5年間で58件もの事故を連続して起こしている文字通りの欠陥機であり、しかもオートローテーションができない構造のため、事故を起こして墜落する場合は、そのまま真下に落ちてしまう以外なく、墜落場所を少しでも移動させて市街地などを避け、事故の犠牲を最小限に食い止める手立てさえないという代物です。
こうした日米両政府の労働者・労働運動への攻撃、そして戦争政策の激しい展開に対する怒りが、緊急闘争であったにもかかわらず、佐世保での集会・デモへの多数の労働者の結集という状況を生み出したのだと思います。
この集会に、長崎労働組合交流センター(準)と百万人署名運動を推進する長崎の会も参加し、ともにオスプレイ配備を弾劾するとともに、8月9日の長崎反原発反戦反核集会に向けてチラシをまきました。7月23日の岩国基地へのオスプレイ搬入を絶対に阻止し、8月広島・長崎闘争の高揚をかちとろう!(K)
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